「嫌い」と「まずい」は言わないようにしている
ここ最近、SNS上で心をしめつけられる暗い話題を毎日目にします。
そういう話題に触れると、どうしても心がマイナスの方向に引っ張られてしまうもので。
落ち込んだり憤ったりするだけならまだしも、「世間に物申してやる!」と未編集状態のマイナスの感情を、勢いにかられるままSNSに文章として打ちこみ……
さぁ、あとは送信のみ――!
となった時に、私はいつも感情のブレーキとなる2つの言葉を思い出すことにしています。
①「嫌い」と「まずい」は言わない
人気声優・杉田智和さんがYouTubeで配信を行っている「アジルスチャンネル」
玩具、アニメ、漫画などのサブカルチャーだけでなく、ファッションや美容など深く豊富な知識を持つ杉田さんが、軽妙な語り口でそれらを紹介したり、ゲーム配信を行ったり、ゲスト声優さんを呼んだりするチャンネルです。
ユニークなイメージが強い杉田さんですが、ネットでの活動において心がけていることがあるそうです。
それは、
「本当に楽しいことを話す」こと、
そして、
「『嫌い」と『まずい』は言わない」こと。
生放送内でそう語っていた杉田さん。
「嫌い」の発言から生まれたものは、あまり良いものじゃない。
じゃあ逆に言えば、「好き」をどんどん発信していけば良い関係がつながっていくということ。
杉田さんのトークが自分に馴染みがない話題でも、私がいつも楽しく感じるのは、きっと杉田さんが全力で「好き」をぶつけているからかもしれませんね。
(該当の発言は、下記リンクの4:00~あたりから)
さて、続いてもう1つの心のブレーキの言葉も紹介しますね。
②「あんたが暗い顔してると、みんなが暗い気持ちになるんやで」
2019年に、とある事件が原因でSNSから離れ、現実でも毎日落ち込んでいた時期がありました。暗い顔を隠すこともしませんでしたし、その余裕もありませんでした。
そんなある日、親戚の寄り合いで久しぶりにあった親戚のおばちゃんに、こう叱られました。
「あんたがそうして暗い顔してると、みんなが暗い気持ちになるんやで」
ピシャリと横っ面をはたかれたような気がした私は、その言葉でひとまずは顔を上げ、前を向くことができました。
正直それ以降いつも笑顔でふるまえるようになれたかと言われれば、まだまだ精進が足りませんが、少なくともネット上では暗い顔を見せないようにしているつもりです。
人間はマイナスの感情でいる時に、どんどんマイナスの話題を引き寄せてしまう性質を持っています。磁石とは違うところですね。
昔は「ちょっと奥さん、聞いてよ!」と井戸端会議の範囲で済んでいた愚痴や不満がSNSを通じて全国から集まり、ほぼ毎日社会問題化する時代です。
こんなん心が疲れないほうがおかしいです。
だからそれ以上マイナスの話題をくっつけないように、ちっぽけかもしれないけれど、せめて私はマイナスの話題を生み出さないようにしています。
そこから生まれるつながりは、決して人に良いものをもたらさないから。
暗い気持ちをSNSで発信したい気持ちをどうにかこらえ、一旦これらの言葉を頭に浮かべてみると、どうしても伝えないといけない内容を除き、「これは伝える必要ないよね」と冷静になって削除することがほとんどです。
たいてい訴えたいことはもう別の誰かが主張してくれていますしね。
私のマイナス感情な投稿や物申す発言を見た数人、数十人の人を不快にさせてまで私が発信する必要はないかなと。
まだまだ完全に実践できているわけではありませんが、いつか杉田さんのような境地には辿りつきたいです。
みなさんにとって、マイナスの気持ちにブレーキをかけられる言葉はありますか?
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