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洋楽で英語は学べるのか問題


 英語の勉強をする時によく洋楽を聞いて歌おうと言われていますが、自分自身、為になったのは単語やイディオムを覚える時が多く、文法はそんなに学べていませんでした。

例えば、「let down」というイディオムがあります。
(人を)失望させるという意味です。

He will never let you down.
彼は決して君を失望させないだろう。

いいずな書店 vintageより

これはビートルズのドント・レット・ミー・ダウンを知っていたのですぐに分かりました。

かの有名な屋上でのライブで歌われた一曲です。

楽曲のタイトルのイディオムや単語は印象が強く、覚えやすいので、洋楽を聴いていると理解しやすいです。

文法はどうなのか

 自分は純ジャパニーズであり、文法も日本人が学ぶ中での知識なので、洋楽の歌詞を覚えればそれがすぐに使いこなせるかというとそうではないです。
 しかし、和訳と照らしつつ、こういう意味なのかと納得することは出来ます。

洋楽かどうか定義がよく分かりませんが、
ワンオクの歌にこんな歌詞があります。

Wherever you are I always make you smile

Wherever you are ONE OK ROCK    

君がどこにいても、僕はいつも君を笑顔にする。
という【譲歩】の表現が学べます。
簡単な歌詞なので理解しやすいですが、理解しやすいからこそ心揺さぶられます。

もっと知識があれば、色んな曲をもっと高度な視点から色々学べるんでしょうが、好きな曲で文法が学べるのはよいですよね。


英詩のカッコ良さに気づかせてくれたバンド

 僕が一番良い歌詞を書くと思う、とてつもなく凄いバンドがザ・スミスです。

ボーカルのモリッシーというリーゼント?の男はめちゃめちゃ良い詩を書きます。
もともとはアメリカのパンクバンド、ニューヨークドールズのファンクラブをマンチェスターでやっていた、いわばロックオタクでした。

Smithの歌詞は、日本人でも分かるくらいの事実を述べている歌詞が多いです。しかし、事実を述べている歌詞といっても、そこから読み取れる心情は深いものがあります。

Smithは様々な思想や政治批判を行い、芸術的かつアバンギャルドな表現を行っていたわけですが、その根幹にはモリッシーの全人類への博愛があります。

Smithを聴くと英語が嫌いにはなれません。

洋楽で英語に親しんでみる

 自分は元々英語嫌いだったんですが、oasisやSmith、ビートルズを聴いて聴きまくった結果、英語に対する温かい気持ちが育まれました。

 正直、洋楽を聴いたから、歌えるから、文法や長文が分かるようにはならない気がする。日本人だから、ボブ・ディランの詩的センスも瞬間的には分からない。よく歌詞を読まないと分からない。

 それでも、洋楽好きになれば確実にとっつきやすくなるのは間違いありません。

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