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学び辛さを抱える子どもに寄り添った「ほっこり授業」のススメ

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「ほっこり授業」は、ゆっくり、繰り返し、誰かがいつもそばにいる授業です。安心できる授業だから、学び続けられます。しかし、個の授業の「しかけ」により、いつの間にか、全ての子が自己を…
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#学びづらさ

「ほっこり授業」の柱!他者の中に「自己」を見いだすしかけを作ろう②

まずは「協働的な学び」のバイアスを外そう! 「他者の中に自己を見出す」「自己の中に他者を見出す」ことは、「子ども相互が関わるしかけ(←協働的な学び)」のある授業でしか、得られない副産物ともいえます。なぜなら、子どもたち自身が「計算ができた」という結果重視の価値観から、「みんなが支えてくれて、計算ができた」というプロセスへの価値が加わるからです。 つまり、この副産物は、これまで「できた・できない」という結果で価値が左右された自己から、「このプロセスを経れば、できないものができ