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学び辛さを抱える子どもに寄り添った「ほっこり授業」のススメ

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「ほっこり授業」は、ゆっくり、繰り返し、誰かがいつもそばにいる授業です。安心できる授業だから、学び続けられます。しかし、個の授業の「しかけ」により、いつの間にか、全ての子が自己を…
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#学び辛さ

ほっこりできる授業「自己の存在」を求める子どものための3つのキーワード

知識ではなく「自己の存在」を求めている子ども 子どもから「勉強ができるようになりたい」この言葉が出てくると、すかさず、先生は「いっぱい勉強すると頭がえらくなる」と言い、黙って指示されたことをひたすら続けるように言う・・こんなイメージを想像しませんでしたか? さて、皆さんの幸せのイメージとは、どんなものですか?家族の団らん?好きな趣味に没頭?自然と一体になる? 幸せの時はゆっくり時間が過ぎていませんか? 学校は、せわしいです。今やタブレットで次々と出てくる問題にゲーム感覚で

ほっこり授業~「自己の存在」を他者の中に見いだす!

個別最適な学びは「自己の存在」にフォーカスすべき! 筆者は、個別最適な学びと「ほっこり授業」は同じ学びととらえています。 その前に、「個別最適な学び」前身ともいえる「個に応じた指導」について思うことを述べます。 これまで(前学習指導要領時)は、「その子の身の丈に合った学習内容を提供することが『個に応じた指導』だ」のような意味合いが強かったように感じます。 例えば、算数科で「個に応じた指導」を謳ったとき、行政が予算をつける代わりに、現場に求めることは学力テストの平均値を上げる