爆発的な加速を生み出す為の第一歩
皆さん、こんにちは!!
Hiroshi_Trrainingです!!
本日は「加速」について。
どんなスポーツをするにも、最初の動き出しが速い事に越したことは無いですよね。
今日はそんな、走りだしを劇的に速くしたいあなたに送ります。
今日の記事を最後まで読むと
初速を速くするには姿勢は○○にするのか
骨盤をロックする姿勢は取るべきでないんだな
という事が分かります。
それでは行ってみましょう!!
1.ラグビー選手が陥りがちなスタート時の姿勢
タックルをする時、ボールを貰うとき、皆さんどんな姿勢を取っていますか。
良くこんな姿勢をコーチから言われることはありませんか。
「お尻を引いて、腰をピンと張りなさい!!」
すなわち、
骨盤が前傾し、腰椎(腰回りの脊椎を指します)が前弯した状態です。
実はこの姿勢、逆なのです。
逆、即ち
骨盤後傾、腰椎後弯
になります。
具体的な例を見てみましょう、以下のボルトのスタートをご覧ください。
骨盤がめちゃくちゃ後傾してるのが分かりますよね。
他の選手のスタートも見てみましたが、
最初のスタートはカラダを丸くする選手が殆どで、骨盤が前傾してくるのはスピードが乗ってきた20メートルから30メートルくらいだと思いました。
(頸椎を後弯させる(顔を上げる)時と骨盤の前傾が一致してますよね。)
骨盤を後傾する事で、カラダの背部の伸展、骨盤の前傾に持ってこようとする遊びが生じます。
この遊びが体全体をしならせ、爆発的な加速を生み出します。
先程の動画の後半のChristian Colemanという選手のスタートを見てもらうとその動きが良く分かると思います。
ここまで最初のポイントは
スタート時に骨盤は後傾、腰椎は後弯する
事でした!!
2.骨盤以外にも大事なスタート時の姿勢あれこれ
骨盤は後傾位からスタートする事は良く分かりましたね。
ここまで出来たら、もう少し細部にもこだわっていきましょう。
こだわりたいポイントは3つ。
①重心位置はつま先寄りに
②首の位置はかなり垂れます
③スタート時の脛骨の位置を確認して
先ず、重心位置について。
基本カラダのあるべき位置はMidfoot(脚の真ん中の位置)ですが、つま先にかなり重心位置を持ってきます。
因みに重心位置を前に持ってくる事が出来ると、骨盤が前傾しやすくなるため、最初の一歩を踏み出す時のわずかな骨盤後傾→骨盤前傾の動きに繋がります。
重心位置によるカラダの骨格の整え方についてはまた次回。
その次に頭の位置を確認してみましょう。
頭の位置はかなり垂れます、頸椎を後弯させる事で腰椎にかけてカラダのしなりを大きく出そうとします。
陸上選手のアライメント(特に外国人選手)をご覧頂きたいのですが、かなり頭の位置がカラダよりも前にある印象を受けます。
この写真、3人とも見て欲しいのですが、頭の位置が結構前にある事を感じて頂けると思います。(ボルトはゴールテープを切ろうとしているのでまた別ですね(笑))
ここまで、そろったら最後に実際のスタート時の注意点になりますが、脛骨の角度に気を配りましょう。
脛骨とは足首と膝を結ぶ骨の事です。
この脛骨の向きが、自分のカラダが行きたい方向にむいているか、これは良く確認したいです。
(Thanks to @visiblebody)
この脛骨の向きが自分が進む方向を左右する事が分かると、スクワットやデッドリフトで膝を出さない、という指導が如何に実際のパフォーマンスに通じないか、という事が良く分かると思います。
という事で、纏めると
① 骨盤は後傾、腰椎も後弯
② 重心位置はつま先寄りに
③ 首の位置はかなり前です
④ 脛骨の向きを意識しよう
でした!!
最後まで読んで頂き有難う御座いました!!
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