正しい姿勢を保つ
正しい姿勢を保つ、キープする。
それだけでエクササイズになる。
人にはそれぞれ癖がある。時間が経つにつれ、歳を取るにつれその癖が強く片寄りが出てくるのが普通だ。その姿勢を矯正するのは容易いことではない。体幹を鍛える。姿勢を正す。立っているときは足裏でしっかり床や地面を踏む。椅子に座っているときは坐骨でしっかり上半身を支える。肋骨と骨盤の間にしっかり隙間を作る。
言うは易し、行うは難し。
結局はこれも鍛錬の成せる技なのか。
自分の経験から一つ。重力に逆らって上へしっかり身体を引き上げることは重要。それと同時に左右のバランスを保つことも必要なこと。
左右のバランスが崩れて例えば右にズレている際左に重心を移す必要が出てくる。このとき手っ取り早い方法は中心にバランスを保つ様に心がけることは当然なのだが、感覚と癖のギャップを埋めるため自分が感じている感覚よりより左に持っていくことだ。だけど、正直これはオススメ出来ない。
よく国会や地方の選挙で右でも左でもない人が投票する際に現状が右寄りであれば左の候補者に投票する、逆に現状が左寄りであれば右の候補者に投票する。そうやって左右のバランスを取ろうとする。このこと自体の良し悪しをここで議論はしない。ただ、体の使い方においてはこの方法というか考え方はまずい。バランスが矯正により少しずつ片寄りを減らしていく際に感覚と矯正の仕方、矯正のレベルは微妙に変化する、変化させる。なので自分の身体のニュートラル位置はしっかり確認しながらブレずにする方が良い。
正しい姿勢を保つ、これ自体がエクササイズであり大げさに言えば自分との闘いなのかなと思う。ふとそんなことを書きたくなった。