笑撃！DXクイズ２
このDXクイズは普通のDXクイズではありませんので、注意してください。でも真実を突いているクイズなので、きっと役に立つことでしょう。たぶん。ぜひ、挑戦してみてください。
パート2です。
問題４「DXでの最大の効果は？」
問題：次のうち、DXでの最強の効果はどれでしょうか？
(1) 長期的持続的な収益
(2) 周りへのアピール
(3) 社員のやる気
正解は(3)の社員のやる気です。
(1)の長期的な収益を持続に得る効果は確かに大きいのですが、これは未来の話です。現実的には、この効果はお題目であり、目の前のニンジンであり、永遠のいつまでも追い求める目的です。
(2)の周りのアピールですが、特にお客さんや株主に対するアピールになりますが、3年前では通じたかもしれませんが、今ではスルーされる修飾語になっています。「DXをやっています」では駄目で「DXで〇〇〇している」の〇〇〇で勝負になります。
(3)の社員のやる気、この効果が結果的に一番です。特に消極的DX推進の組織には有効です。DX推進に消極的な組織では、DXは社員のやる気を引き出す魔法の言葉です。その組織ではDXの賞味期間はまだ大丈夫です。でもその組織でも、もうじき賞味期限が切れますので、今のうちに使いましょう。
もちろん、消極的でない積極的推進している普通のDX推進組織でも(3)の社員のやる気の効果はあります。これは梯子を外されないというリスク回避のこととして、社員のやる気を持続させます。だから、DXは始めたら終わってはいけません。走り続けてください。やる気効果が持続します。
問題５「DXでの最強の敵は？」
問題：次のうち、DXでの最強の敵はどれでしょうか？
(1) 社長の丸投げ
(2) 中間管理職の怠慢
(3) 社員の消極的推進
正解は(3)の社員の消極的推進です。
(1)の社長による部下へのDX推進の丸投げももちろん手強い敵です。HP（ヒットポイント）は軽く1万は超えているでしょう。でもこれは倒せる敵です。社長以外の管理職や推進部隊が積極的に活動すれば、逆に社長が感化されるようにもなるでしょう。これが逆推進です。
(2)の中間管理職の怠慢も強大な敵です。HPは軽く10万は超える中ボス四天王のひとつでしょう。でもこれも倒せる敵です。中間管理職が空気のようにすべてをスルーする怠慢をしていても、推進部隊が社長とタッグを組めば、敵を倒す痛恨の一撃でDXを推進できるでしょう。
(3)の社員の消極的推進、これはもう無限大のHPを持つ魔王レベルの強敵です。これがもし、社員の積極的反撃であれば、簡単に倒せます。これには徹底的議論と試行という2段構えで対応すれば大丈夫です。
しかし消極的推進派は、表向きはDX推進に賛成して推進しているように見えます。悪い事に消極的推進派の人にとっても、自分自身が推進しているように錯覚しています。そうなのです、自分自身がDX推進をしていると信じ切っています。これで回りも自分も騙されます。
これがやっかいで、表向きのDX推進報告書にも誤謬がなく、DXがうまくいっていないことに気づくのが遅れます。悲劇の幕開けです。
問題６「最強のDX人材育成は？」
問題：次のうち、最強のDX人材育成はどれでしょうか？
(1) 社内選抜と社内教育
(2) 外部機関による人材育成
(3) お金だけを渡しての放置プレー
正解は(3)のお金だけを渡しての放置プレー・・・ではなく、(1)、(2)、(3)の合わせ技です。
(1)のDX人材候補を社内から選抜し、彼らに社内教育することは定番です。その効果もある程度あります。でもこれはDX人材の平均点を上げることになりますが、DX推進者のリーダは育ちません。
(2)の外部機関による人材育成の効果は、異文化交流による気づきがあります。この気づきによって、爆発的にDX人材が育つか、まったく役に立たないかになります。つまり運次第です。外部機関の当たり外れに大きく影響されます。慎重になってください。精神論だけでも現物論だけでもダメです。中庸が大事です、両面攻撃が大事です。でも外部機関は（検閲により削除されました）
(3)のお金だけ渡して放置するのも、実は優れた育成方法になります。きっとDX推進のリーダになる人が育つでしょう。でもこれも運次第です。鳥取砂丘から一粒の砂を見つけられるかの運次第です。あなたの組織にはきっと一粒の砂の人がいますので安心してください。たぶん。
このように(1)は平均点を上げ、(2)は気づきを与え、(3)でリーダが手に入ります。これらの合わせ技が答えです。
ということで今日の結論。「DXクイズでDXを感じる！？」以上です。
参考：中小規模製造業者の製造分野におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）推進のためのガイド |
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