このサービスはいくら?(新規価値の創造)(DX事始め)
DXは新規価値の創造
DXはデジタル技術を用いて、対象を変革し、その結果、目的を達成します。このDXのひとつの道筋に、ビジネスを変革し、新規価値を創造することがあります。そしてこの新規価値でお金儲けをがっぽりと継続的にするまでの道筋です。
確かにDXは変革こそが本筋ですが、変革の中でもビジネス変革は難しいです。痛みがあり出血も覚悟しなければならないでしょう。新しい価値を生み出すビジネス変革は、逆に考えれば、古いビジネスモデルを捨てるということも考えなければなりません。つまりビジネスのレガシー脱却です。痛い目にあいそうで怖いです。これでなければ、新規価値は想像も創造もできません(キッパリ)。
コト作り、コト売り、新規サービスの創造
製造業をはじめ、ものづくり日本の会社では、モノ作り、モノ売り、製品販売は得意です。でもそれだけです。製造業でいくらDXを旗印に、スマート工場を実現しても、いつかは限界が来ます。生産の効率化はサチってきます。
そこで製造業でも、ビジネス変革をして、新規価値の創造を目指します。ここで出てくるのが、コト作りからのコト売り、つまり新規サービスの創造です。これが製造業DXのひとつの道筋です。本筋です。
しかし製造業でこの筋が成功するのは難しいです。なんて言っても初めての挑戦なのですから、失敗するなというのが難しいでしょう。
このサービスはいくら?
製造業で、コト作りからのコト売り、サービス化が失敗する原因のひとつは、サービスの価格付けです。実際、セミナーで講習が終わった後で、個人的に質問されるのが多いのが、このサービスの価格付けです。価格の相場観です。
この質問に答えるのは難しく、講師を悩ませる質問です。サービスの価値を見積もるために、市場の状況を見て、顧客候補をピックアップし、決めていくことになります。価格モデルもサブスクなども検討した方がいいでしょう。
価格付けで一番大事なのは、そのサービスを持続的運営できるものか、そうでなく一時的なサービスなのかを見極め、持続的なサービス運営が可能であれば、そちらを目指すことになります。一時的なサービスであれば、同様のサービスを生み続けなければなりません。苦しみの連続です。楽しみかもしれませんが。
そしてもっと大事なのが、顧客の満足です。さらに言えば、顧客がいる社会です。これに貢献しなければ、サービスの価値は低く、価格も安くなるでしょう。win-win-winを目指します。これを第一にして価格付けを考えるのが正義です。
ということで今日の結論。「コト売りは価格付けが肝」 以上です。
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