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DXはいつまで続けるの?

DXはいつまで続ければいいのでしょうか。逆に言えばDXはいつ終わればいいのでしょうか。一つの変革をして成果を出せたときでしょうか。残念ながらそうではありません。DXを止めてしまうと、使用したデジタル技術は古く廃れ、変革は惰性になってしまい、ここからは新しい価値は生まれません。そうなのです。DXは一度始めると走り続けるものなのです。赤の女王仮説なのです。図引用元:IPA 製造分野DX マンガFAQ

DXを始めたのはいいけれど

一大決心をしてDXを始めたのはいいけれど、いつまでDXを続ければいいの?このようにDXの止め時、出口戦略を探るような質問が来ます。
この質問に対して「成功するまでDXを続けなさい」という回答があります。でもこれであれば「じゃ、成功すれば、DXは止めてもいいのか」というツッコミが入ります。
ということで今日のお題は「DXをいつまで続けるの?」です。

成果が出ればDXは終了?

これが普通の考えかもしれません。なにせDXが成功して成果が出たのですから。そのDXは有終の美を飾って無事完了、ちゃんちゃん!という流れです。
普通の施策なら、この普通の考えは、普通に正解です。
あらゆる施策はこのように出口戦略を考えるべきです。いつまでもだらだらとやっているのではなく、新たな課題を見つけ、新たな施策を実行し、新たな価値を創出するべきです。リソースは限られているのですから。
しかしDXを振り返ってみましょう。DXはデジタル技術によって、対象を変革し、それによって、新たな価値を生み続けるものです。
ここでのキーワードは「変革」「生み続ける」です。このキーワードをもとにDXをいつまで続けるかを考えていきます。

DXに終わりはない

キーワードは「変革」「生み続ける」です。変革は1回だけするものではありません。「変革」をし続けないと、それは惰性であり、停滞です。停滞はは安定とも言えますが、それはたぶん低位安定なだけです。
価値を「生み続けない」と長期的な利益にはなりません。一時的な利益にはなるでしょうが、持続的な成長は望めません。
DXは一度走り始めると止まることはできません。赤の女王仮説「同じ場所に留まるためには走り続けなければならない」つまり利益を出し続けるためには「DXを継続にやるしかない」です。

製造業DXでは継続は困難・・だが!

一方、製造業では製造装置など大がかりな機械設備があります。このため、製造業の製造分野DXでは変革が難しく、さらにそれを継続的にするのは困難です。
でも最近では機械設備もソフトウェアで制御でき、その拡張もソフトウェアで可能になってきています。製造分野DXでは機械を対象にせずにソフトウェアを中心に変革する方法も考慮してみてください。きっとDXをいつまでも赤の女王仮説のように、やり続けることができます。

ということで今日の結論。「DXは止まることなく走り続ける」 以上です。

マンガFAQの引用元:中小規模製造業者の製造分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のためのガイド |


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