オフは何のためにとるか。適切なオフの取り方20241021
新人戦後にオフをとる団体も多いと思います!(インカレで取ったので、今回はとらない団体も多いと思いますが)
今回は、そもそもオフは何のためにとるのか、スポーツ科学的な考え方と、中野個人のオフに対する考えについて書きました。
1. スポーツ科学的な考え方
回復の重要性
大会後のオフは、心身の回復の時間です。スポーツ科学的には、トレーニングの疲労を解消し、筋肉や神経系が修復されることで、次のシーズンへの準備が整います。
要は「体を酷使した分だけ休みましょうね」という期間がオフになります。
これによって、免疫系や、ホルモンバランスも整います。また、過度なトレーニングを重ねてしまっていた場合は、オーバートレーニング症候群を防ぐためにも非常に重要です。
アクティブレスト
「オフ」と言っても、完全な休息ではなく、軽い有酸素運動やストレッチなどを行う「アクティブレスト(積極的休息)」が休むうえで効果的とされています。寝ているだけではなく、散歩や、軽い運動をすることによって、心身ともにリフレッシュされ、また持久力(心血管系)の維持や、筋肉の硬直を防ぐといったメリットがあります。
心理的回復
オフは筋肉面の休息だけではなく、メンタル面での休息も大切です。大会に向けて、気づかぬうちに背負っていたプレッシャーから開放されることで、精神的な回復が進みます。背負っていた重圧が大きければ大きいほど、そしてその期間が長ければ長いほど、この休息期間は大きな意味を持ちます。オフ期間を通じてリラックスすることで、次の目標に向けたモチベーションが高まるとされています。
以上が、スポーツ科学的な一般的な話になります。
以下は中野の個人的なオフの話になります。
2. 中野的なオフの感覚
アクティブレストはしない。
上に書いたようにスポーツ科学的には「アクティブレストが良い」と言われていますが、私としては「せっかくのオフに動きたくない!一滴も汗をかきたくない!」という気持ちが強かったので、基本はアクティブレストという選択はとりませんでした。結果的に、確かにオフ明けは通常のトレーニングをキツく感じたり、確かに体が固かったりしましたが、私としては後悔はありませんでした。
何より大事なのは目標設定
多くの人が「これをやれば勝てる」と思ってトレーニングしてきたと思います。私自身そうで、そして何度も負けてきました。
勝てると思って負けた時に、敗因が「時間が足りなかった」「間に合わなかった」だと反省できれば、同じトレーニングをすれば勝てる、少なくとも成長できるので、やる気は維持できます。
一方で私を長年困らせたのは「このままじゃ勝てない、とはいえ何をしたら勝てるか分からない」という場面です。この場合は、いくら休んでもやる気は戻ってきませんでした。思うに、こうした場合、オフで必要なのは「新たな希望の獲得」だと思っています。その「新たな希望」のきっかけになればと思って有料ブログを作っていますが、
新しい「こうすれば勝てる」という希望の発見は長いオフと同等の効果があると思っています。私の場合、こうした希望の発見次第、いてもたってもいられなくなり、規定されたオフ期間を切り上げてトレーニングを始めました。なぜなら勝てるんですから。
家族との時間、第三世界(サードプレイス)
大事な話です。
サードプレイスという言葉があります。
ボート部の学生の場合、学校の世界、部活の世界がありますが、もう一つの世界を持っていたほうが、人間は精神的に安定すると言われています。
学校が上手く行かなくても、ボートがある。ボートが上手く行かなくても学校がある。でも学校もボートも上手く行かない時ってあるじゃないですか。
そんな時にもう一つの世界があれば、3つの世界が全部同時にダメになる時というのはめったにないので、そうした3つ目の世界をもつことをオススメします。それが家族との時間だったり、ゲームの世界だったり、他の世界だったり、何でも良いです。ボートという世界がオフ期間に入った中で、他の2つの世界での時間を過ごせば、心身ともにリラックスがより進むと感じています。学生の時の私は、読書でした。小説だったり、経営書だったり、自伝だったり。学校もだめ、部活もだめ、そんな時でも読書がだめになることはなかった。自分以外に人間っているんだなっていう、当たり前の認識をくれる本を読むことが好きでした。
まとめ
スポーツ科学的には、しっかり休んで、アクティブレストして、またモチベーション高く頑張ろうという感じです。
中野的には、敗因が時間だったらスポーツ科学と一緒、敗因が不明だったら、中野のブログ読んでね(笑)という感じです。
参考になれば幸いです!!
オフ期間、しっかり休んでより大きな希望を胸に新たな船出を迎えられることを祈っています!
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