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整調(ストローク)に合わせる方法20241105

有り難いことに質問を頂きました。

・漕手はレース中、練習中もどこを見て漕ぐか。前のシートに座っている漕手の肩、首?

エイトなら逆サイドのオール(Sサイドなら7番のオール?)スカルは?一番前に座るSはどこを見て漕げばいいのか?

今回は、だいぶ質問の内容とは違うのですが、私の場合視線は「合わせるため」に使っていることが多いので、今回は、
「どこを合わせたらよいか」について、書きたいと思います。


(どこを見るか、についてはまたの機会に書こうと思います。ありがとうございます!)


どこを合わせれば良いか

ローイングにおいて「整調に合わせる」というのは最も根源的で難しく、
かつ忘れてしまいそうな重要テクニックになります。

「ぴったり合っている」ボートは速いですしなにより美しい
そしてかなりの迫力から、「きっと沢山漕いできたんだろうな」と誰もが感嘆します。

今回は、どこをどう合わせたら、合いやすくなるかについて、よく指導で学生と乗ることが多いので、合わせる上で意識しているポイントについて書きたいと思います。

はじめに

クルーボートでは、全員が同じリズムとタイミングで漕ぐことが求められますが、合わせるポイントはいくつかあります。

  1. エントリータイミング

  2. ドライブ感

  3. リリースタイミング

  4. ハンズセット

  5. フォワード

どれも重要ですが、
私が最も重要としているポイントはこの5つどれにも当てはまりません。

私が合わるのはこのポイントです。

整調が「今何を重視しているか」、を合わせる

ローイングにおいて、船を良く進ませるためには、大きく

  1. 速いエントリー

  2. より船を進ませるドライブ

  3. 良いリリース

  4. スムーズなハンズセット

  5. 船を止めないフォワード

  6. バランス良く漕ぐ

など、様々な注意ポイントがあり、
選手によって、そして選手の現在の状況によって
何を意識しているかが違います。
言い方を変えれば、何かしら意識して漕いでいます。

それは選手の性格の影響かもしれませんし、
現段階でそのテクニックを意識しているだけかもしれませんが、
必ず意識しているポイント、選手自身の美意識、みたいなものが必ずあります。

「何よりもパワー!」の選手の場合は、ドライブが命ですし、
「バランスよく漕ぎたい」選手にとっては、フォワードの安定性のほうが重要になります。
何を美しく感じるか、何を正義としているか、それは選手によって違い、何が正しいも有りませんが、それを把握することがめちゃくちゃ大事です。

重視しているポイントによって、漕ぎが最適化される

ローイングはこれら項目を全てを上手くやって、
総合点で競いますが、
全ての項目を一度に考えながら漕ぐのは不可能です。

今日はエントリー、
今日はフォワード、などだいたいの選手が
意識するポイントを1つか2つに定めて漕いでいます。

何より重要なのは、
その意識しているポイントによって、漕ぎが変わると言うことです。

例えば

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