整調(ストローク)に合わせる方法20241105
有り難いことに質問を頂きました。
今回は、だいぶ質問の内容とは違うのですが、私の場合視線は「合わせるため」に使っていることが多いので、今回は、
「どこを合わせたらよいか」について、書きたいと思います。
(どこを見るか、についてはまたの機会に書こうと思います。ありがとうございます!)
どこを合わせれば良いか
ローイングにおいて「整調に合わせる」というのは最も根源的で難しく、
かつ忘れてしまいそうな重要テクニックになります。
「ぴったり合っている」ボートは速いですしなにより美しい。
そしてかなりの迫力から、「きっと沢山漕いできたんだろうな」と誰もが感嘆します。
今回は、どこをどう合わせたら、合いやすくなるかについて、よく指導で学生と乗ることが多いので、合わせる上で意識しているポイントについて書きたいと思います。
はじめに
クルーボートでは、全員が同じリズムとタイミングで漕ぐことが求められますが、合わせるポイントはいくつかあります。
エントリータイミング
ドライブ感
リリースタイミング
ハンズセット
フォワード
どれも重要ですが、
私が最も重要としているポイントはこの5つどれにも当てはまりません。
私が合わるのはこのポイントです。
整調が「今何を重視しているか」、を合わせる
ローイングにおいて、船を良く進ませるためには、大きく
速いエントリー
より船を進ませるドライブ
良いリリース
スムーズなハンズセット
船を止めないフォワード
バランス良く漕ぐ
など、様々な注意ポイントがあり、
選手によって、そして選手の現在の状況によって
何を意識しているかが違います。
言い方を変えれば、何かしら意識して漕いでいます。
それは選手の性格の影響かもしれませんし、
現段階でそのテクニックを意識しているだけかもしれませんが、
必ず意識しているポイント、選手自身の美意識、みたいなものが必ずあります。
「何よりもパワー!」の選手の場合は、ドライブが命ですし、
「バランスよく漕ぎたい」選手にとっては、フォワードの安定性のほうが重要になります。
何を美しく感じるか、何を正義としているか、それは選手によって違い、何が正しいも有りませんが、それを把握することがめちゃくちゃ大事です。
重視しているポイントによって、漕ぎが最適化される
ローイングはこれら項目を全てを上手くやって、
総合点で競いますが、
全ての項目を一度に考えながら漕ぐのは不可能です。
今日はエントリー、
今日はフォワード、などだいたいの選手が
意識するポイントを1つか2つに定めて漕いでいます。
何より重要なのは、
その意識しているポイントによって、漕ぎが変わると言うことです。
例えば
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