「経済の波」が資産運用のチャンスを創り出している。
【サラリーマンのための投資戦略(11)】
このマガジンでは、サラリーマンが「信用資産=お金を借りる信用力」を活用して「年収の10倍以上の資産」を作るための方法を解説しています。
マガジンに記事をまとめています。➡【サラリーマンのための投資戦略】
1、3つ目の収入源として、株式投資に取り組みたい!
前回、サラリーマンの目指すべき収入源を3つあげるとしたら、「給与&社会保険」に「信用資産を活用した不動産投資」「信用資産を活用しない投資や事業」を加えて3つになるという話を書きました。
今回は「信用資産を活用しない投資や事業」について、詳しく説明したいと思います。 先ず取り組むべきは株式投資です。
2、株式投資は時間と手間がかからない
給与を得るために、既に多くの時間を費やしているサラリーマンにとって、就業以外の時間はとても大切な財産です。
収入を増やすため、自分の時間をさらに切り売りするような時給の副業を重ねていては幸せになれません。
だからこそ、時間をかけずに、効率的に稼げる株式投資がおすすめなのです。
ネット証券が様々な開発を行なってきたおかげで、今や1000万円単位の取り引きでも、スマホを使って、スタバやドトールでコーヒーを飲む間に実行してしまう時代です。
株の取引は自動化が進んでいて、あらかじめ売買する株価を決めてスマホで入力しておくと、その株価になれば自動的に売買が完了します。
週末に次の週の売買価格を入力してしまえば、そのまま次の1週間は昼休みに株価を眺めるくらいしかすることがありません。
3、2020年に、世界中の株価が過去最高値を更新したけれど、準備してなかったひとはこの波に乗れなかった。
2020年の株式市場は歴史的な年で、世界各国の株式市場が大暴落し、その後、過去最高値まで回復するという大きな株価の変動がありました。
この大きな株価の変動で、金融資産を半分くらいに減らしてしまった人や逆に2倍以上に増やした人、全く株式投資せずにチャンスを見送った人など、明暗が分かれた1年でした。
2020年12月現在、世界中の株価が最高水準なので、これから年末年始にかけて、また一波乱あるかもしれません。
ひとつ言えることは、このような大きな経済の変動を利用できる人と、利用できない人では、今後の資産形成に大きな差が出るということです。
サラリーマンの資産形成にとって、今回のような株式の暴落は大きなチャンスとなるのです。
4、大きな波に乗る!大事なのは焦らずタイミングを待つこと。
「株式を安く買って高く売る」ことが出来れば資産が増えてゆきます。
とにかく安く買ってしまえば、いずれは儲かるということです。そして、安く買うなら、次に株式市場が大暴落した時がチャンスということになります。
2020年12月現在、世界中の株価は最高値を更新してますが、この株価はいつか必ず暴落します。これまでに、株価は何度も暴落してます。そして、そこから上昇して何度も最高値を更新してきました。
次の波に乗るには、次の暴落のタイミングを待たなくてはなりません。
残念ながら、それがいつ来るのか、その波がどのくらいの大きさになるのかは、その時にならなくてはわかりません。誰も予想できません。
でも、いつか、必ずやってくることだけは、歴史が証明しています。
2020年のチャンスを逃してしまった皆さんは、「次の波に乗る準備」ができていますか?
5、株式投資のウォーミングアップをしておこう!
次の暴落を待つと言っても、ぼんやり待っていてはダメです。
先ずは、ネット証券会社(SBIか楽天)に口座を作りましょう。口座がないと、投資はできません。そして、少額でいいので、売買の練習を始めましょう。日本株なら数万円、ETFやETNなら数千円から始められます。
株価が大きく暴落した時でなくても、株価は1〜3%くらい数日で動きます。そんな小さな波も、うまく使えば100万円の元手で1〜3万円くらいの利益が出ますから、毎月のお小遣い稼ぎくらいにはなるでしょう。時給換算なら、かなりの時給です。
ウォーミングアップの時には、日本株以外にも株式市場で売買をやっておきたいものがあります。それは、ETFやETNと呼ばれる商品です。株式市場に上場されているので株式と同じように売買できます。
ETFやETNの最大の魅力は、投資信託のように高い手数料を取られることなく、海外マーケットや金、原油、不動産などに、投資が出来るということです。
少額でいいのでETFやETNの売買もやっておくと、日本の株式市場以外で大きな波のタイミングが来たときに、その波に乗って投資ができるようになります。
6、株式投資のYouTube やブログを見よう!
最近はYOU TUBEでいろいろな人が株価の予想をしています。玉石混合ですが、先ずは、自分にとって説明がわかりやすくものを見てみましょう。
ウォーミングアップの段階では、YouTube の予想が当たるかどうかよりも、説明がわかりやすいかどうかで、視聴するものを決めていいと思います。
先ずは、株式相場に慣れることが大事です。
予想が的中した動画であっても、説明がわからなければ意味がありません。説明が分かるものなら、仮に予想が外れても、なぜ外れたのかを自分なりに考えることができます。
有料ブログなどは必要ありません。中には数万円でコンテンンツを売っているものがありますが、まあ、詐欺だと思った方がいいでしょう。
そんなものに頼らなくても、株式投資はできます。大暴落した時に安く買えば、時間はかかってもいずれ儲かるからです。暴落したかどうかは、誰でもわかりますよね。
ただし、YouTubeで盛んに宣伝されているFXや暗号通貨は、初心者にはお勧めしません。慣れるまえに、大きなお金を失ってしまう可能性が高いからです。
どうしてもFXや暗号通貨をやりたいという方は、ある程度お金が貯まってから小額で始めましょう。その少額の投資金を半分くらいを授業料とし失ってから、大きなお金をかけるかどうかを決めて下さい。多くの人々が、最初の大きな損失で撤退しています。
ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。
山海弘