ヒロセーヌパドル「とまる・すすむ・ながれる」
ヒロセーヌパドルは、広瀬川上流・前橋まちなかと前橋公園をつなぐ間に位置する隣り合わせの2棟の建物を指します。
訪れる人たちが、自分のいきたい方向を見つめ、推進力を得られるようなきっかけが起こる場所になることを思い描いた場所です。
私たちが認識しているまちなかエリア(商店街あたり)を少し引き伸ばし
まちの輪郭から集い、まちとの橋わたしでもあり、独特な文化を持った「まちまわり」をカタチづくる1つの起点になります。
ヒロセーヌ(広瀬川)
広瀬川は、前橋市街を南東に流れる一級河川です。群馬県前橋市では広瀬川河畔緑地として整備され、遊歩道沿いを歩くと緑と水の穏やかな景色が広がります。
(ヒロセーヌの名付けは弁天村の村長さんが源流です。フランス・パリのエッフェル塔とセーヌ川、県庁と広瀬川の情景を重ね合わせた呼称です。)
「ヒロセーヌパドル」は、広瀬川沿いの閑静な住宅街に現れる流れの脇に自然と生まれる緩やかな水たまりのような佇まいです。
川上が豊かになれば川下も、その地域も、自然とさらに豊かになります。
人類の歴史をみても文化は常に川の近くで生まれてきました。
広瀬川をよりどころとし、独特の文化が生まれることを思い描いています。
2つの意味「パドル」
一般的に
- パドル(paddle)とはカヌーなどの小型の舟で使用する櫂
- パドル(puddle)とは水たまり
という意味をもち川や水の流れに由来する言葉です。
①推進力
舟を進みたい方向に押し進める力の源。
②舵取り
進む方向に舵をきるための道具。
この2つの要素を感じるような場所を目指します。
コンセプト「とまる・すすむ・ながれる」
とまる(留まる):まわりを見渡し、環境を読む
一回留まってよく見ると、各々の環境を俯瞰してみることができたり、風を感じたり、読むことができたりします。外からの人やもの、情報をインプットすることで、進んでいると見えないものも見えてきます。
すすむ:パドルを漕ぐ
留まってみえてくることを指針とし、行く方向に舵をきります。
そして前に進みます。
進む中で、蛇行することもあるでしょう。
迷いながら進んだり、真っ直ぐ進んだり進み方はその舟ごとに違います。
ながれる:身を委ねる
漕いできた力の惰性により気持ちよく流れたり、浮かんだり。
周りの推進力に流されてみる。
今、生まれている流れに乗ってみる。
流れることで意図しない場所へと、たどり着くこともあります。
ヒロセーヌパドルの4つの機能
「日常を潤す」居場所を4つ。
①パンとコーヒーのお店「はるぱん」
お散歩がてらパンを朝食に、午後の一息に、仕事の合間に、休日の待ち合わせに。生活の一部となるようなお店です。
▼オープン詳細は次回の記事にて
②レンタルスペース
ギャラリーとして、ショップとして、交流スペースとして…
さまざまなアウトプットの場として活用していきます。
初の企画展を実施します。ぜひお越しください。
③暮らしに関わるデザイン事務所
llemo design studio
前橋市を拠点とし住宅や店舗設計を中心とするデザイン事務所です。建築だけでなく道具や家具、プロダクトのデザインワークも担います。
素材の背景や手仕事を尊重したものづくりを大切にしています。
山を建築や文化の根源とし、「山と人」にフォーカスした事業を展開していきます。
④売店テナント
Coming soon…
それぞれについて今後記事を書いていきたいと思いますので、お楽しみに。