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わかっちゃいるけどやめられない。

酒もたいして飲まなくなったこの頃、私がやめられないのはアイスだ。肥満大人の健康に何ひとつ良いことがないのはわかっている。でもさぁー、暑いじゃん。夏いっこーに終わらないじゃん。食べちゃうよねー、アイス。

毎年毎年なんらかのアイスにハマる。パピコのシチリアレモン味に感動した夏もあったし、一心不乱にカルピスバーを舐めていた年もあった。ながらくオハヨー乳業のあいすくりんも愛しているし、しろくまも好きだ。

アイスボックスにウォッカと炭酸ぶっ込んだり、サクレにブランデーを注いたりする。あずきバーはレンチンしたりホットミルクに浸してから食べることにした。いま私には前歯がない。お察しいただきたい。

この夏わたしを狂わせているのはブラックアイスバーとクランキーバーだ。
もちろん箱買い。箱からザバッと出して冷凍室の景色を見る。ブラック、クランキー、あいすくりん、しぐれ、パピコ、なつかしのとうもろこしアイス…。あまりの多幸感に満たされてもうお腹いっぱいとまで思う。あとで食べるけど。

部屋のゴミ箱を片付けていたら、アイスの棒がこびとの二世帯住宅建てられっぞってくらいでてきた。思い起こせば金魚のお墓もアイスの棒だったな。金魚掬いの金魚は弱っているから大概すぐ死ぬ。「ピッピちゃんのはか」などと棒に書いて、真面目に手を合わせていた。そんなノスタルジーはさておき、「アイスやめられない問題」である。

実は、私がなかなか食べられないでいるアイスが冷凍庫に眠っている。マンゴーのちょっとお高めなやつ。特別感があるので食べるタイミングがわからない。いつものように涅槃仏スタイルで食べてもいいのか。アイスに失礼ではないか。

そうだ!このように食べがたいアイスを買ってくれば良いのでは。食べるのにビビるような高級品、逆にすっげーマズイやつ、ロシアンルーレットみたいにたまに激辛がでるやつ。ああ!ガリガリ君ナポリタン味の復活が望まれる。トラウマでアイスやめられるかもしれない。

いずれにしろ長い酷暑もやがては終わるだろうから、わたしのアイス熱も夏と共に去ることだろう。それでも「わかっちゃいるけどやめられない」ことはまだまだある。「〜すべき」と「〜したい」しょっちゅう反目する。どうするべきかはわかっていても、「だって、したいんだもん!」に負け続けるマイマインド。「すべき」より「したい」のほうが圧倒的に楽しいからなー。

なんてことをアイスを食べながら考えている。今日もお暑うございますね。

#アイス
#わかっちゃいるけどやめられない

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