逢いたくなった時に君はここにいない
サザンの歌詞みたいなタイトルですが、単なる私のもの忘れ日記です。
こないだおでかけしようとメガネをはずして化粧、さてもう一回メガネをかけようと手さぐりしても何もない。いつも置く場所、洗濯機との隙間…どこを見てもない。だいだいがメガネを外したらほとんど見えないので、通りすがりのヲタメをつかまえて捜索を頼んだ。するとヲタメが小引き出しを開け始めた。あるわけないじゃん！開けてないもん！と言った矢先、そこにはわたしのメガネがババーン！！と。あまりの不気味な事態に楳図かずおの漫画みたいな顔で「ギャッッ！！」と叫びました。開けた記憶ないのに…どうやって入ったのかしらね…。
スマホがない、財布がないは日常茶飯事で、これもヲタメの手を煩わすことになります。ヲタメは私の行動を把握しているようで、恥ずかしいほどに当ててきます。（当の本人はしょっちゅうメガネをなくしていますが）スマホはたいていベッドのマットレスと木枠の隙間、あとは上着などのヘンなポケットからでてきます。内ポケットなんかあることも知らないのに何故かちゃっかり入っているスマホ。もはやオカルトです。
牛乳屋さんが集金にきたのでバッグをまさぐったのにお財布がない。焦りまくってヲタメ探偵を呼んだらツカツカツカ…っと冷蔵庫へ。ドアを開けると鶏肉の上でお財布がキンキンに冷えてやがるじゃないですか！なぜか「アパー！」と春日的な叫びが出ました。暑い中、買い物してきた食材を必死で冷蔵庫に詰める私はさぞ無心だったのでしょうね。
失くしものや物忘れが霊現象レベルの今日このごろですが、特に重要な任務についているわけでもないし、あちこちガタしかないので受け入れるばかりです。以前はメモ魔だったのだけど、今やメモる隙もなく光の速度で忘れるので卒業しました。スマホで検索しようとして何を調べるのか忘れたり、引き出しを開けて何探してるのか忘れたり。昔のことは執念深く覚えているのに短期メモリーがオッパッピーで生きづらい。
特に「今こそ！」って時に見つからないのが耳かき、綿棒、爪切り。さっきまでそこらへんに転がっていた気がするのに…。見当たらないと焦るのはスマホとお財布。あとさっきまで使っていたペンがなくなったり、わけわかめですよ、もう。できればコイツらに足が生えて、私が呼んだら「はーい！」と駆けつけてきてほしい。
猫は姿を隠すのが上手ですが、おばあちゃんとなったごはんちゃんは座布団、ごはん皿、トイレの三ヶ所しか移動しません。神秘性の欠片もなし。
ヲタメのことは時折り見失います。
後ろにいるはず、とチラッと振り返ってもいない。私の背中にピタリと張り付いて気配を消しているのです。忍者かよ。あとピクミンとかポケGOとかドラクエとかをやっているので、何かを探してか急にいなくなる時があります。しばらくすると「いや〜、敵がいたから倒してきたわー」とメガネのオッサンには一番似合わないセリフを言いながら戻ってきます。おもろ。