受験国語 詩1 いたずら描き
🧡詩の技法
😀体言止め
体言(名詞で止める)。体言を強調する。
😀擬人法
人間に例える。
😀倒置法
前後を入れ替え、強調する。
😀比喩
直喩(~ように)・隠喩(暗示させ例える)。
🧡詩の種類
😀言葉
口語詩
現在の日常的な話し言葉で書いてある。
文語詩
昔の言葉で書いてある。
😀形式
定型詩
文字数・行数などに、一定の決まりがある。
自由詩
一定の決まりがなく、自由に書いてある。
散文詩
普通の文章を書くように、行間をあけず、続けて書く。
😀内容
叙情詩
作者の心情を書いたもの。
叙事詩
歴史・神話の基づき書かれたもの。
🧡例題
題「いたずら描き」
まっ青なキャンパスが
白い線で切りとられていく
白い線が しだいにふくらみ
激しい気流で「ら線」を描き出す
なんと美しい「ら線」
ハケで描いたようにぼかされて
遠くに消えゆく ごう音
はるか向こうに立ち去ってしまった
ギラギラした小さな金属体は
何ごともなかったように
小鳥たちが さえずっている
🧡解説
😀口語詩・自由詩・叙情詩
😀五連からできている
間に空白があいているところをくぎりに、一連・二連と数える
😀体言止め
三連目「ら線」・四連目 ごう音
😀擬人法
二連目ー描き出す(激しい気流を人間に例えている)
四連目ー立ち去ってしまった(飛行機を人間に例えている)
😀倒置法
三連目ー1行目と2行目が逆
普通なら、ハケで描いたようにぼかされて なんと美しい「ら線」となる
四連目ー2行目と3行目が逆
普通なら、ギラギラした小さな金属体は はるか向こうに立ち去ってしまったとなる。
😀比喩法
直喩
ハケで描いたように→飛行機雲が気流でぼかされていること
隠喩
まっ青なキャンパス→青い空
白い線→飛行機雲
ら線→激しい気流で飛行機雲が回転しているようす
ギラギラした小さな金属体→飛行機
詩は、読みながら頭の中に情景をイメージしましょう。何に作者は感動しているのかを読みとろう。