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受験国語 俳句

🧡三句十七音→五七五の定型詩
江戸時代→松尾芭蕉が大成


😀古池や/かは(わ)づ飛び込む/水の音
・作者/松尾芭蕉
初句切れ
・切れ字→や→感動を表す
季語=かはず(カエル)→俳句には必ず一つ入れる。季節は春
体言(名詞)止め→水の音→余韻を残す。
古池は良いな。カエルが飛び込む水の音が聴こえたよ。それほど静かな余韻があることだ。

😀閑かさや/岩にしみいる/蝉の声
作者/松尾芭蕉
初句切れ
・切れ字→や→感動を表す
季語→蝉の声→俳句には必ず一つ入れる。季節は
体言(名詞)止め→蝉の声→余韻を残す。
静かで良いな。岩にしみいるような蝉(せみ)の鳴き声が聴こえる。

日本人は蝉の声をうるさくていやだと思わないのです。動画でも言いましたが、色々な虫の声を欧米人は聴き取れないそうです。花見(桜を)する習慣もありません。この特有の感性を大切にしたいですね。

😀万緑の/中や吾子の歯/生え初むる
作者/中村草田男(なかむらくさたお)
句切れなし
・切れ字→や→感動を表す
季語→万緑→俳句には必ず一つ入れる。季節は
緑が濃く生命力いっぱいの夏の中で、私の赤ちゃんに真っ白な歯が生え初めたことだ。父としての喜び。緑と白の対比。

😀雪とけて/村いっぱいの/子どもかな
作者/小林一茶
初句切れ
切れ字→かな→感動を表す
・季語→雪とけて→(雪だけなら冬。雪解けは春)
雪が解けたら、家にこもっていた子供たちが出てきて、村いっぱいに遊んでいるのは良いな。

😀やせ蛙/負けるな一茶/これにあり
作者/小林一茶
初句切れ
季語→蛙(かえる)→春
やせたカエルががんばっている。まけるなよ。一茶(作者)がここにいて応援しているよ。
小林一茶は、晩年に結婚しましたが、次々に子供を亡くしました。そのせいか子供をかわいいと感じている歌があります。やせガエルとは自分自身の事だったのかもしれません。
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