#28 悪い上司から学ぶ、理想のサラリーマン形成術
おはようこんばんは、サラリーマン中間管理職のひろぽんです!随分と冷え込んできましたが、今回もサラリーマンとして生きる”アツい話”を伝えていきたいと思います。
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タイトルは「悪い上司」ですが、誤解なきように言っておきますが、人間的な「悪人」ではありません。あくまでもビジネス上で”困った上司”のことを簡潔に表現しております(笑)
さて、今回の悪い上司こと”困った人”は、私の働く会社のトップである社長です。社長のことをディスると言うより、反面教師で捉えた学ぶべき点についてです。
1.業界の特性や専門性は経営ではある程度は必要
今の社長は親会社からの出向で来ている社長です。前職はバス会社という全く別な業界の人です。(→前職も出向ですね)そこから、ホテル会社の社長に就任しています。もちろん前職等で経営のイロハ(経営資源をどのように使って、収益を上げていくかの仕組み・知恵)は持っていると思いますが、コロナ禍のご時世で収益の回復を狙うには、やはりホテル業界での専門性(法的解釈、人脈=コラボレーションの模索)や、収益パターンなど業界特性を知った上で、今ある会社の課題を整理して、どこに注力して起死回生を図っていくかを狙うべきですが・・・
残念・・・
結局は、自分の視点・興味からしか施策が思い浮かばず、しかも親会社からの評価を気にしすぎるあまり、拙速・稚拙となり、失敗(宿泊収入が伸びない=泊まってくれない)することが現実にありました。冗談のような極論ですが、このコロナ禍であれこれ施策を打つより、嵐を過ぎざるのを待つ!というのも方策の一つであったかもしれません。
役職は下位になるとしても、店舗の支配人級の方がホテル事情をよく知っています。その者の意見も聞いてはいましたが、最終的には自分の興味だけに経営判断をしていると私は思っていました。結論として、中間管理職として学ぶべき点は、
専門性や業界ツウの幹部陣(軍師的な役割)は必要・・・今の社長から学ぶ反面教師としての学びです。
ということ。親会社は、全く新しい発想で社内に新鮮な空気を取り入れて状況を打破すると考えていたかもしれませんが、苦境な状況で、逆転サヨナラホームランを打てるほどの奇跡は・・・現実にはゼロに近いほどの本当の”ミラクル”かもしれません。万が一ミラクルが起きたとしても、それは”偶然”であって、狙いがなければノウハウの継承はできません。やはり、苦しい時こそ、王道というか”狙って”思考する以外道はないと思いました。
2.信念を持って業務に取り組む
こうやって書くと「当たり前じゃないか!」と言われそうですが、信念をあまり持っていただけない社長の下だと何が起きるか!?
1.の部分でも書きましたが社長は自分の視点や興味が軸で動く方なのですが、簡単にいうとそれを逆に考えれば・・・
自分の視点外のことや、興味のないことは。。。覚えない・忘れる。あと、その興味も時間が経過すると飽きる。
これだけ書くと「この会社大丈夫か?」って思われそうですが、なんとかなっています(笑)でも、親会社に守られている点もあります。(心境複雑です)
経営陣ですから、手足を動かすプレイヤーではないので、忘れることの影響は正直少ないだけです。でも、社長に信念があって、だからこの施策は行ける!と自信を持って取り組めるよう檄があれば、社員のモチベーションも変わると思っています。
会議の度に基本的なことを質問されるのは、やはり
「何も考えていない人なんだなぁ」
って思ってしまいます。
3.いいところを探す
しかし、会社のトップです。私のお給料の元となる査定は社長が決めます。私はとある理由で自分の査定を見たことがあります。項目の中で社長が査定をアップ修正した項目を見つけました。これが決定打となり、私の成績は1段階上がりました。
なんだかんだでいう社長でも、私の仕事ぶりについては、きちんと見ており・・・そう考えると憎めません。
ヒエラルキーの世界ですから、幹部陣が決定した事項についてこれを対応するのが、我々の役目。もちろん、上述したようなトンチンカンな部分もありますが、そこがサラリーマンとして耐えるところなのかもしれません。私は上位職に就いた時は1.や2.のようなことはしないと誓っていきたい。
とはいえ、今の自分の立場では評価を得る手段として、与えられたミッションは自分の中では完遂するようにしていくことが中間管理職として使命なんだろうと思います。
本当に難しい立場の中間管理職と思いますが、同時に多くのことを学ぶことができる立場でもあるので、それを意識してやっていくことが大事だと思います。
来週もまた聞いてくださいね。