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メタファー:リファンタジオ体験版プレイレビュー

メタファー:リファンタジオ
https://rpg.jp/

昨日(26日)の真夜中にメタファーの体験版がSteamでの配信開始。早速体験版をプレーしてみたので、感想などなど。
最近ポリコレばっかりの記事が多くてうんざりって感じだったので、久々の神ゲーの予感の体験版を遊んでタイピングも捗る捗る。

  • 注意:配信者の人は、最初に名前(本名)を入れている場合、隠して入力してもその後のアカデメイアの巻物でガッツリ名バレする危険性あり。

  • 国葬より3日間の体験版なので、ダンジョンへ挑む→宿屋で休み→ダンジョンで残り日数は1日のみになりその後宿に止まるかダンジョンを進むまたは抜けると体験版は終了してしまう。それでも5時間以上遊べます。

  • メイン進めずにサブクエを楽しんでも日数が進むので、街散策→寝るとか無駄な時間を過ごすよりはサブクエを進めた方がお得。

お経ラップの戦闘BGMが最高にイカす。読みながら脳内再生用。メタファーBGMがどれも素晴らしすぎて、ガチで脳内再生したい。

メタファーのスクショは全てHiropon64bitのSteamより

魅力的な風景と世界観について
色々な種族が住んでいる世界に色々な国があり、ゲームの舞台は3つの国の連合王国で、そこで繰り広げられる冒険と選挙と、なんとなく色々な現代へのアンチテーゼな感じが盛り込まれてて、非常に面白そうなメタファー。
特にここ数年、頻繁に目にする海外ゲームのポリコレ汚染とかに対してもアトラスなりに、多様性??これでどうよ!!って投げかけてるような感じが受けて取れる。
日本のゲームはコレでいいのよ、コレで。

ファンタジー系とはいえ、常時鎧だの甲冑だのを身に着けている訳ではなく、非常にオシャレな通常衣装で、ファンタジーの世界というのを忘れてしまうぐらい雰囲気をぶち壊す訳でもなく、宿屋などの見慣れたRPGの風景でも違和感なく溶け込んでいる。

まぁ、魅力的なメタファーのキャラクターもそうだけど、背景も非常に素晴らしく細かな所まで描き込まれていて、武器屋やアイテム屋など店舗内は固定画面ではあるけれどもそれでも魅了されるほどで、隅の隅までじっくりと見たくなるほどの素晴らしいビジュアルです。
グラブル リリンクの街並みも非常に丁寧な作りでビジュアル的にも素晴らしかったですが、このメタファーはリリンクとは違ったこんな街って実際にあるよなぁという架空の街なんだけど現実味がある作りになってて非常に素晴らしい。

テーブルの上に置いてあるランチョンマットもペローンと紙なのか布なのかわからない真っ平らなのが置いてあるだけという訳ではなく、このゲームが始まる前から、他のお客が来た時にも使ってたんだろうなと思わせるような、何ていうんだろ、作りましたよ!置きましたよ!中世ぽいでしょ?じゃないんですよね。このお店と共に随分長い間使ってきたんだろうな的な。なんか使用感を感じさせるんですよね。

で、街の作りも非常に生活感が出ていて、色々な人種の住んでいる王都らしさのガヤガヤ感が出ていて、吹き出し文字でも【ガヤガヤ】と表示されていて、直接音声やテキストだけでなく、活きた人の住む街という活気のある街が表現されていて、近い感じだと、龍が如くの神室町を歩いている感じ。メタファーなんだけど、なんとなくあのガヤガヤ感を感じましたね。ただマネキンが街においてあるっていうそんな今までのRPGでよくありがちな感じではなく、普通に活気ある街で雰囲気も非常によかった。

まだメタファー体験版なので、開放されているエリアも限定されていて、街はそこまで広いと言う訳ではなかったが、街の作りが規則正しい所謂作りましたよ!的な感じではないので、狭いとか人工的とはあんまり気にはならなかった。至って自然に街が発展してきたんだなと思わせる作り。
特に、道路が広いのが歩いていて気持ちいいですね。大体RPGの街中って、道路が狭い感じですけど、ここまで広いと、実際に駅前の広場や周辺の公園を歩いている感じで、今までのRPGのはい宿屋行って武器屋行ってやセーブして、また冒険へみたいな、忙しない感じでなく、ゆったりした感じの街が良かった。もうこっちのメタファーの世界で生活したいわぁー仕事行きたくねぇーって思うぐらい。

昼と夜とでも表情が違う街ですけど、このまちの作り方は非常にスキですね。世界ふれあい街歩きって知ってますか?NHKでヨーロッパの街中を歩いてるだけの番組ですけど、セルビアとかミラノとか南フランスとか大好きでブルレイも所有してるぐらいなんですけど、なんかその映像の中に入って歩いてる感じですね。普通のRPGの街と違うこのメタファー独特な空気感が非常に良いですね。

魅力的なキャラクターについて
どっちかと言うと3Dモデリングはいつものアトラスな感じで、若干、若干イラストより真伸び、顔がちょっと伸びてるかなぁと言う感じで、左の静止画像の方がそのまま動く感じではない。これ、挿絵と同じクオリティの3Dモデリングだったら最高なんだけどなぁ。
キャラによっては、かなり【ん???】って二度見する時もあるけど、それでも魅力的なキャラが多く、敵陣営含め、非常に個性的で多様性のあるキャラクター達がこのゲームを世界観と共に彩ってくれる。

個人的には、よく個々まで色々な個性ある種族を詰め込んでしかもシックリくるようにメタファーのゲームに落とし込んだなぁと関心するばかり。

ちょっと、妖精のガリカはアトラスではお馴染みの女神転生のピクシーとかフェアリーなデザインとモデリングすけど、大きさが大きさなだけに通常の人間サイズと同じポリゴン数なわけないので、大きく表示される時は、なんとなく真・女神転生5Vの仲魔図鑑みたいな感じになっちゃう。ややローポリ感がでて、なんか印象変わる。

個人的に、この妖精のガリカの表情豊かな顔を見て、体験版を遊ぶ前にメタファーの製品版の購入を決めたんですけれども。正直、ぶっちゃけアトラスって完全版商法じゃないですか、新しい追加キャラにDLCで補欠選挙とかやってくるんじゃないかと思ってて、完全版まで待とうかなと思ってたんですが、小煩い妖精かなと思ってたんですけど、表情豊かで妖精ってか、普通にサイズが小さいだけの人だなって、個人的にはかなり好きなキャラですね。

色々な表情を見せてくれるんで、完全版まで待てなくって購入を決定。体験版でも微妙な表情と反応が見れるので、これもまた楽しい。
ガリカが居なかったら多分購入してないかな。少なくとも完全版待ちの待機状態になってたと思う。

アーキタイプや戦闘などについて
メタファーの体験版を遊ぶまで、なにこれ??的なアーキなんとか。所謂普通のRPGのジョブのアーキタイプ。これ、結構複雑そうだなぁって第一印象があったんですけど、それと、これってなんなの?ペルソナなの?JOJOのスタンドなの?って、結構なんやろうなぁ、メカなの?みたいな感じで、個人的にはこのアーキなんとかが不安要素だったんですけど、まぁ、戦士とか魔法使いのジョブタイプって感じで、戦闘の殆どの状況では、このアーキタイプのスキルで攻撃。

で、移動中の雑魚キャラはアクションで、強敵にはコマンド式なんですけど、ちょっとレベルが上って格下になると、モンスターが剣で融けるように死んでいくので、すごく快適。特にいちいち停止して剣を振るんじゃなくて、走りながら剣を振っても格下相手ならストレスなくサクサクとダンジョン探索が捗る。

で、アーキタイプをなんとか試行錯誤して、自分に合ったものを装備して、他のも使いたいなぁと思ってもジョブチェンジの場所まで戻るの面倒くさっていうのがなく、剣や鎧を装備する感覚で、普通にさっきのモンスターは魔法使いじゃキツかったので、戦士系でと直ぐに変更できるのは、非常に便利。

ただし、装備関係がこの装備はどのアーキタイプが装備できるのか?が非常に解り難い。これは自分のステータスを見た時の状態異常もそうだけど。ステータス画面では状態異常表示が一切表示されず、探索中のパーティーメンバーのHP表示の所に状態異常がアイコンで表示されるので、そのアイコンと同じ薬草なり解毒剤なり病気を治す薬を使用しないといけないので、この辺の状態異常と装備関係をもう少しパッと見で判別付くようにテキスト表示して欲しい。アイコンだけだと、アイコンを覚えるもしくはアトラス系のゲームに慣れていない人は置いてけぼりを喰らう。

で、ビジュアル的には結構カッコいいんですけど、こっちの姿で戦うシーンが非常に多いんで、個人的にはちょっと残念かな。主人公達の姿でカッコいいスキルがあれば良かったなと。まぁ、まだ体験版なんで、プロローグですからね、もしかしたら主人公の姿でもカッコいいスキルがあるのかもしれませんけど。

戦闘の難易度は高めに設定しているというだけあって、緊迫感が面白くって、それでいて、サクサクと戦闘が終了する。苦戦してもコマンドバトルでは絶妙な感じで勝てるので、ボス戦で苦戦とか雑魚敵にボッコボコに何ていうのは、まだこの体験版中では経験してませんが、簡単すぎ?ってわけでもなく非常に楽しい戦闘が遊べます。シンボルエンカウントなんで逃げればいいんだけど、戦闘が楽しすぎて見つけた敵を一匹残らず殲滅する感じで楽しんでます。

あと、メチャクチャ気に入ったのは、緊張感ある戦闘を実況するガリカ。あと残り何体!とか※※※の体力が減ってるだの状態異常だのの報告に上手くやった上手く避けたとか、戦闘終了後もあの一撃が良かったなどなど、RPGのコマンドバトルって結構作業な感じで退屈になるけど、この戦闘の実況は良かった。できれば、もっともっと単語を増やして実況して欲しい。

で、ペルソナを遊びまくってる人にはこの派手なコマンドは普通ですけど、個人的には若干使いにくかった。慣れていないってのもありますけど、アイテムを使うボタンがデフォルトではXBOXコントローラーの左の所謂セレクトボタンが設定されてて、十字キーの方には設定できないので、アイテムを使うのにあんなボタン押さんやろ、、、とRBに変更しましたけど、十字キーは移動中のショートカットが設定されて便利なんですが、戦闘の時にもこの便利さが欲しかったな。アナライズやアイテムに逃げるなどはこの十字キーに設定できるようにして欲しい。

ダンジョン内の休憩できる部屋があるんですけど、セーブと仲間との会話にアーキタイプの履修にダンジョンから脱出ができるんですけど、【休憩】って言ってるだけで、HPもMPも全く回復しないのには、流石にビックリしましたね。これは、難易度高いわ。
「ちょっと、ここで休憩していこうよ!」って言われたら、あっHPMP回復できるんだねって思うじゃん。全く何も回復しない5分休憩みたいな感じで草。

挿入されるアニメや演出などについて
ゲームの進行上、ストーリーの進行上、アニメが入ってきますが、3Dモデリングのキャラと違和感なく、没入感が阻害されること無く、気づけば、あっ、アニメパートだったわという感じで、自然な感じで挿入されるのも良いですね。

その他戦闘やレベルアップに戦闘に入るときもそうだし、何かと演出がオシャレで、でもオシャレすぎて煩いって感じるかと言うと、そんなことはなく、このメタファーの街並みとか多人種が闊歩してる路地とかと同じで、極々自然な感じにこの世界観に馴染んでいて、オシャレだけれどもそれを感じさせない作りになっていて、目が疲れるわ目が煩いっ演出をオフにできたらいいのに!っていう風には全く感じませんでしたね。

レベルアップ!仲間になった!のテロップだけでもオシャレだけど、メタファーのゲームに没頭しているプレイヤーの脳みそを邪魔する事なく、スッと入ってくる。
視線を遮るとかゴチャゴチャしてて煩いとかUIがクソとか、本当にその手の他のゲームで感じるちょっとした不満点が、このメタファーの体験版中では見当たらない。
まぁ、ゲームのシステム面で気になったっていうのはダッシュのオンオフぐらいかな。Lボタン押し込みが良かったかな。あと、ダッシュ早すぎて、ダンジョン内では歩きだけが良かったかも。
※ダッシュで抜ける時間制限付きのダンジョンがあるので絶対ダッシュは必要。

と、ここまでメタファーの体験版の感想を長々と語りましたけれども、神ゲーかクソゲーかそれとも待ちの凡ゲーかというと、もうこれはメタファーは神ゲーですね。個人的には体験版だということを忘れて製品版を購入したんだみたいな錯覚に陥ってましたからね。それぐらい夢中になって長時間プレイしましたし、ボリュームも他のゲームの体験版のボリュームと違いプレイ時間は5時間から6時間程度なので、非常に遊びごたえあり。

自分は、街中とか色々観察してたので、とっくに6時間超えちゃってますし、まだ体験版の最後まで先は長い。

ということで、メタファーの体験版は良かった面白かったという人はスキをお願いします。同じメタファー好き、これもなにかの縁でしょう。ここまで読んでくれてありがとうございます。願わくば、このレビューがあなたの旅の一助とならん事を。


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