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食わず嫌いのゲームをプレイ:その2【Tales of ARISE】

つい先日、やっと重い腰をあげて、テイルズ オブ アライズを購入してプレイしています。セールで990円と爆安だったというのもあるんですが、追加コス込みで3000円ぐらい。結構真面目な衣装が多いのであれですが、学生服のミニスカートはかなり良い感じで、その他武器関連のスキンもあってと、まぁ、それだけじゃないんですけど、やっとというか今更ARISEを遊んでます。

過去にテイルズは何作か購入して遊んでいますが、もうどうにも合わなかった。ヴェスペリアとかテイルズ最高傑作と言われるテイルズ オブなんちゃらも購入したけどダメでしたね。このARISEもアニメパートがあるんですが、3Dモデリングのキャラと全然顔が違うのと唐突にアニメパートが入ってくるんで、個人的には没入感が削がれて、ちょっとなぁ、、、という感じでしたが、アニメ好きな人には堪らん演出なんでしょうね。アニメ・マンガが苦手なんで、3Dモデルを使ったアニメで統一してほしかった。


じゃぁ、ダメなら購入しなきゃ良いじゃん、嫌なら遊ばなきゃ良いじゃんと思うでしょうけど、特に好きでもないFFシリーズ(個人的にはドラクエ大好き派)も購入して一通り遊んでいますし、この辺は、好き嫌いとか面白いとか面白くねぇーとかは、やっぱ購入してプレイしないとわからないですよね。動画を観ただけとか、見た目だけで判断とか、X(Twitter)の評判で知ったかみたいな事はしたくないというか、自分の好きなゲームを再認識するためには、やっぱり嫌いな物もっていう、食事と一緒で好き嫌いはダメみたいな感じです。苦手なゲームと好きなゲームのプレイの違いは、ただ、クリアして辞めちゃうか、エンドコンテンツまで遊び尽くして、その後も時々プレイするかの違いかな。

プレイ前
主人公とヒロイン達の人間臭さが魅力的なんですが、特に主人公のシオン。ゲームの発売当初のPVやデモ版プレイ時は、鼻に付くキツめな性格で、なんじゃこいつ偉そうにって感じが苦手でした。あと、戦闘面では苦手だったエフェクトでゴチャゴチャした戦闘中のエフェクトとか、必殺技のカットイン演出とか、決まった範囲内での戦闘とか結構苦手でした。あと、スキットとかいう紙芝居がもう面倒くさくて嫌でしたね。RB押すと出てくるやつと、勝手にカットインしてくるやつとか、何この強制なのか任意なのかどっちやねんと、任意の方は観なかったら観てないで、なんかどんどん溜まってるぽいし、強制カットインのスキットもデモ版だからちょっと人物の関連性が意味不で、、、という感じだったんですよね。まぁ兎に角、デモ版だから戦闘も意味不明だし爽快感よりもエフェクトのウザさに目がいって楽しめなかったし、スキットの紙芝居とアニメを入れてくれるなと、デモ版では全く相性が良くなかった。

プレイ後
で、今までそこまで好きじゃなかったゲームを遊んでみてどうなんよ?と言うことなんですが、ARISEに関しては、もっと早く遊んでいれば良かったという感じですね。
聖剣伝説の新作や先に記事で語ったシャイニングなんとかもバトルのエリアが決まってるこのバトルも、今じゃ気にならなくなったってのも大きいかもしれませんが、何よりも爽快感が半端ない。デモ版でやってたバトルと違い、既に愛着あるキャラが色々動きまくって戦闘をしているのは楽しい。何よりも合体技など目に見えて強い攻撃で、敵を溶かしていくのが気持ちいい。スキットも最初のスルドを倒したあたりから、シオンのデレが観れるので、もっとスキットを観たい!!という風に。ワザワザキャンプして会話を聴いたりと、この辺はグラブル リリンクの掛け合いの様に気持ちの良い邪魔にならない掛け合いで、ゲーム中は非常に楽しく、もっと聴かせてよーとなりました。

シナリオも割と大人向けの心の裏側を隠さずに表面的なものも崩さずに、建前だけの綺麗事だけではなく、個々の思惑や駆け引きなんかが面白かったですし、世界を平和に!といった綺麗事だけのゲームとは違い非常に感情移入できました。
この感じで、続編をと期待したいんですが、アライズを購入したもう一つの理由に、先月バンナムがポリコレ宣言したんで、これは、もうこの手のゲームは作れないだろうなと思って、最後の作品という感じで購入したという理由もあります。
デモ版プレイ時や製品版未プレイ時のあれだけ嫌ってたキャラのシオンも数年経過して製品版で遊んでみると、可愛いと思えるように、むしろめっちゃ可愛いじゃんと、このままアルフェンと末永く仲良くずっと冒険をしてくれよ!って、二人の肩をグワって肩組んで言いたい気分。

結果
アニメ風なのにしっかりと唇のある3Dモデリングって結構少ないですよね。これが個人的にはめちゃくちゃ良かったですね。アニメでよくあるポカーンと◯い口やへの字の口ぐらいしか表情の表現のない今までのアニメ調のゲームと違い、唇があるこの3Dモデルは、口の動きが明確になり、表情が豊かになっていて、個々のキャラの感情とか表に出ない考えや思いなどシリアスな感情表現が豊かになっていて、画面越しにプレイしているプレイヤーにも伝わってきて、今までのこの手の3Dキャラが演出する紙芝居でもなく人形劇でもない、ちゃんと感情のある感情のこもった生きた登場人物として、今までにない新鮮な感じで非常に良かったですね。なので、評判の悪い追加DLCの方も購入したいなと、どんな登場人物がどんな表情を見せてくれるのかな?と。
大体、口を大きく動かすと、おや?っていう違和感を覚えると思うんですよね。顔全体の3Dモデルがいつもの形状から崩れるから、でもこのゲームは、ちゃんとそんな見た目の破綻もなくメチャクチャ完成度が高く極々自然な感じで感情を口でも表現していたので、とても好きになりました。

でもってこの続編、ARISE路線のテイルズシリーズが出るならば、発売日に購入したいなと思えるようになりました。が、バンナムって、コードヴェインの時もそうですが、アニメ調のキャラでキャラクリができる!って海外でもキャラクリがメチャクチャバズったのに、そのバズりを全く活かせれないんですよね。コードヴェインって、2019年ですからね。この時に、コンスタントにアニメ調でキャラメイクできるゲームを出すか、アニメ調のキャラメイクを売りに出していれば、原神みたいな中華ゲームの一角に入れたかもしれないのに、ただただ残念。売れた理由の部分が、アニメ調なソウルライクってのもあまり理解してなさそう。この辺のダメなところが、ARISEで続編を希望する自分としては、残念かなぁと。でもまだ、TGSも来ていませんし、もしかしたら、何かしら新作の発表があるかも知れないので、もし、万が一、このAEISEぽいテイルズが出るのならば、その時は発売時に遊んでみたいと思います。

ただ、今回のARISEが良かったからと言って、昔のいのまたむつみ先生のテイルズシリーズまで好きになったかというと、このnoteとかで散々言ってるのでアレですけど、漫画もアニメも興味ないので、よりアニメ調なテイルズシリーズはまた別物という認識です。ARISEに夢中になってた最中でも特にプレイしたいとは思わなかったっんで、4頭身のリメイクのテイルズも食指が動かなかったですね、これは今後の食わず嫌い解消の課題にしたいです。