食生活改善と加工食品について

わたしは3年前の秋に不眠症になり、それ以来食生活を少しずつ改善してきた。
 まず心がけたのは以下の点である。
外食を減らし、自炊を始めること。そのために一人用の炊飯器を買ってご飯(玄米)を炊くようにした。
野菜と果物を重視して、毎日いろいろな種類を摂るようにすること。
肉食を避け(不自然な工場式畜産に反対であること、抗生物質や動物性脂肪が多く含まれるため)、魚介類をなるべく減らす(海が水銀で汚染さているため)こと。
●加工食品を買うときは、パッケージの裏側をみて人工添加物の少ないものを選ぶこと。発がん性の高い特定の添加物(アセスルファムKやスクラロースなど)はそれだけでその食品は避けること。

そういったことである。しかし同時に、マイナス面も増えたことに気がついた。必然的にスーパーで買い物をすることが増えたわけだが、野菜や果物の他に加工食品やお菓子の摂取量も増えてしまったことである。
 たとえば、クッキーとかクラッカーとか和菓子とかカロリーメイトといったものである。むしろ、毎食ご飯を炊いたりするのは大変だから、そういったものでカロリーを補おうというのと、単純においしいというのがある。加工食品にはいろいろな人工添加物が含まれるわけで、それらは消費者を「もっと食べたい」と駆り立てるように“設計”されているともいえる。
 また、手軽に食べられる=間食が増えてしまいダラダラ食べてしまう、という側面もあることから、虫歯への悪影響も懸念される。だから、最近はそうした加工食品を減らして、とくにお菓子を箱や袋で買うのはやめることにした。お菓子を食べてもいい、でもその時一回限りのものを選ぶようにして、大容量のお菓子を買わないことにした。また、栄養バランスがいいとされているカロリーメイトにしても、家で食べるのはやめて早番とか夜勤の朝とかの食事として補助的に用いるだけに留めたいと思う。

なにかの記事で読んだのだが、現代人は超加工食品に総カロリーの3〜5割を依存している、という説がある。それらは手軽だし、食べていておいしいし、もっと欲しいという気にさせてどんどん消費してしまうという特性があると思う。
 加工食品にもメリットはあるが、それらは災害用の非常食とか、仕事の都合上十分に食事を摂れないときに限る。基本は一日3食をきちんとした食事をとり、外食するときもメニューには気をつけるということなんだと改めて思う。