2024年、この一年で読んだ本を振り返る。
時期としては、去年の今頃から現在までの間に、読み終えた本と、現在も読書中のものを取り上げてみる。基本、一部の書籍をのぞいて著者名は省略し、タイトルのみを紹介する。
ふだん読む本の大半はノンフィクションだが、今年の特徴として、テクノロジー関係の本を読んだところが大きい。たとえば、
「コンテナ物語 世界を変えたのは『箱』の発明だった」、「なぜデジタル社会は『持続不可能』なのか」、「半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる大国間の攻防」である。これらは小難しい技術的な詳細はさておき、それ抜きでも十分に理解できる内容である。
古典や思想・哲学関係では、シュタイナー「神秘学概論」、「老子 無知無欲のすすめ」、プラトン「パイドン」、ソロー「孤独は贅沢」、「ラ・ロシュフコー箴言集」。
政治・社会、一般書としては、「京大 驚きのウィルス学講義」、「日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学」、「NOISE 組織はなぜ判断を誤るのか? 上下」、「菌 病原体を根絶せよ 人類と薬剤耐性菌の攻防史」、「コロナワクチン その不都合な真実」、「実録ルポ 介護の裏」、「マイナ保険証の罠」、「ロシア点描」、立花隆「ぼくの血となり肉となった500冊 そして血にも肉にもなるなかった100冊」、「評伝 立花隆 遥なる知の旅へ」、「ルポ 日本異界地図」、「日本の十大カルト」、「フーゾクの現代史」、「地図帳の深読み」、「社会関係資本 現代社会の人脈・信頼・コミュニティ」、「集まる場所が必要だ 孤立を防ぎ、暮らしを守る『開かれた場』の社会学」、「失敗の本質 日本海軍と昭和史」、「シャルル・ド・ゴール 歴史を見つめた反逆者」、「カレー移民の謎 日本を制覇する『インネパ』」、「ドナルド・キーン自伝」。
今年は米大統領選があったが、それに関連して読んでみたのが、「トランプ信者潜入一年」、「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」。
また、食料自給率への危機感や農政への関心から、「国民は知らない『食料危機』と財務省の不適切な関係」、「おひとり農業」、「土と脂 微生物が回すフードシステム」。
健康に関連したものとしては、「運動脳」、「スマホ失明」、「ポルノ脳」(Kindle本)、「熟睡者」。
他に、小説では、「藻屑蟹」、夏目漱石「坊っちゃん」「吾輩は猫である」、三島由紀夫「花ざかりの森・憂国 自選短編集」、サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」、オーウェル「動物農場」
ハウツー本としては、「メモで自分を動かす全技術」、「人を『惹きつける』話し方」。
ハイキングのガイドブックとして、「半日の山ハイク」、「多摩・奥多摩 ベストハイク30コース」。この2つは通して読んだというより、行く土地について必要な箇所を読む感じ。
お勉強用のために読んだものとして、看護学では「看護がみえる vol3フィジカルアセスメント」、小学校の算数の復習として「大人の算数やり直しドリル」
洋書では、「A man's guide to a Nursing career」、「Nomonhan Japanese-Soviet tactical combat ;1939」。
ざっとこんな感じです。振り返ってみて、思っていたほどには本を読んでないことに気づきます。月平均4冊程度だから。
読書は冊数ではないけど、有意義な時間の使い方と思うので、もっと時間をかけたいと思います。また、今後も洋書を意識して取り入れたいきたいところです。