”分からないことが分からない”|学生や新人セラピストに多い悩み
「何が分からないかが分からないんです」
「分からなすぎて自分は全然ダメです」
リハビリのセラピストの学生さんや新人さんでこのような悩みありませんか?
特に知識が技術がなく、社会経験が乏しい若手時代はがむしゃらに頑張るのですが、日々分からないことが積もっていくと”分からないことが分からない”状態に陥ってしまいます。
今日はそのようなことに悩んだ時のお話です。
”分からないことが分からない”とは個人空中戦
私自身も学生時代の臨床実習や病院勤務のキャリアをスタートさせた時に同じような自体によく陥っていました。
そして、現在は臨床経験が約10年になり、このようなことに悩む学生さんや新人・若手スタッフにたくさん出会ってきました。
”分からないことが分からない” この状態とは、個人空中戦
つまり、
個人 = 誰にも頼れずひとりで
空中戦 = 見えない何かと頭の中で戦っている
ということなのです。
なんとなくイメージが湧いてもらえるかと思いますが、具体的に説明しますね。
書き出すことで地上戦へ
私たちは何か物事を考える際、「言語」と「イメージ」を用いて頭の中でそれらを統合しながら解を導き出そうとします。
きちんと頭の中で整理ができている人は、この過程が円滑にできています。
見えない何かを頭の中でイメージしたり、文字や文章に起こしたり、それらを相互転換や統合することが。
しかし、”分からないことが分からない”状態の人は、具体的に物事をイメージできていなかったり、それを言語化できなかったりしています。
例えるならば非常に抽象度の低いシャドーボクシングをしているような感覚。
そこで大切になることは、空中戦 → 地上戦 にしてあげること。
地上戦とは、頭の中のことを実際に目に見える状態にしてあげることです。
目に見える状態にすれば、見えない何かとの戦いから見える物事との戦いにすることができ、具体的な対策を立てることができますね。
モヤモヤした時はとにかく、吐き出す・書き出す「ブレインダンピング」することが何より大切ですね。
闇雲に書くより型(フレーム)があると◎
「でも、ただ書き出すだけでは、結局ごちゃごちゃになるのではないですか?」
このように思う方もいらっしゃるかと思います。
そのような時こそ、方眼ノートメソッド!
方眼ノートメソッドにおいて、大切な1つのエッセンスである「フレーム(型)」を活用すると、見た目の思考も整理できるようになり「分からないことを明確にできる」状態にステップアップすることができます!
次回は、この「フレーム(型)」についてお話ししたいと思います。