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トラッシュ・ トーク(奮い立たせる言葉)

今日のおすすめの一冊は、内藤誼人(よしひと)氏の『自信をつける習慣』(明日香出版社)です。その中から「自分の都合のいいように」という題でブログを書きました。

本書の中に「トラッシュ・ トーク(奮い立たせる言葉)」という興味深い文章がありました。

格闘技やプロレスの試合では、対戦相手に向かって、挑発的な言葉や、侮蔑(ぶべつ)の言葉をぶつけることがあります。「殺してやるぞ、このヤロー!」といったセリフです。

こういう言葉は、英語で「トラッシュ・トーク」と呼ばれていて、ちょっぴり品がない言葉ではあるのですが、自分を奮い立たせる効果があることがわかっているので、時と場合によっては、使ってみるのもアリだと思います。 

フロリダ州立大学のベン・コンミーは、40名の実験参加者に、アメリカンフットボールのゲームをやらせてみました。 ただし、半数は、ゲーム中にはずっと黙ってプレイしてもらいました。声を出してはいけない条件です。

残りの半数には、ゲーム中に、トラッシュ・ トークをどんどん口にしてもらいました。「ぶっ殺すぞ!」「ねじ切ってやる!」 「けちょんけちょんにしてやる!」 などと口に出しながらプレイさせたわけですね。 

さて、プレイが終わったところで、自信の測定をしてみると、なんとトラッシュ・トークを口に出した条件のほうが高くなることがわかりました。 威勢のいい言葉を口に出していると、自信もそれに合わせて高まってしまうのです。 

大半の読者のみなさんは、きっとふだん、できるだけ上品に振る舞ってい ると思います。 言葉づかいも、なるだけ丁寧に、悪く思われないよう気をつけているのではないでしょうか。

けれども、自信をつけたいのであれば、もちろん時と場合と、それから相手にもよりますが、 気風のいい言葉を口に出してみるのも、けっして悪くはないのです。 「てやんでえ、べらんめえ」口調でしゃべっていれば、不思議に自信が出てくることが予想されますから。

◆斎藤一人さんは「いばっちゃいけない、なめられちゃいけない」という。多くの人は普段、愛のある言葉、相手を気づかう言葉など、品のいい言葉を使うように心がけている。しかし、時と場合によっては、気合を入れることも必要な場面がある。

まさに、「なめられてしまう」場合も同じだ。もし相手が人が悪い人で、なめてかかってきたら、善人やいい人はイチコロにやられてしまう。相手にもよるが、時には狂ったような言葉を発することも必要だ。それが「トラッシュ・ トーク」。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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