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セレンディピティとは
今日のおすすめの一冊は、河原哲史(かわはらてつし)氏の『読むだけで人生が変わる すぐやる思考術』(白夜書房)の中から「走りながら考える人」という題でブログを書きました。
本書の中に「セレンディピティとは」という心に響く文章がありました。
成功者は、人並外れた能力があり、努力を重ねています。しかし、高い能力があって、努力をしていても、成功しない人もいます。その決定的な違いは何か?それは行動することによって「偶然」をつかみ、それをチャンスに変えているかどうか。
偶然から幸運をつかみ取ることは「セレンディピティ」と呼ばれます。成功者は、例外なく偶然を味方につけています。経営の神様と呼ばれた松下幸之助は「90%は運命やな、運やな」と述べているくらいです。
あなた自身の人生を振り返ってみてください。すべて自分が意図した通りになっているでしょうか。たまたま受かった大学に入り、たまたま内定をもらった会社に入り、たまたま配属された部署で今、活躍しているのではないでしょうか?
スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によると「キャリアの8割は偶然の産物」です。この偶然をいかにつかんでチャンスに変えるか。これこそ、成功への近道なのです。
夢を叶えるのは、決して難しいことではありません。まずは小さな一歩を踏み出せば、それが大きな一歩へとつながっていくのです。
◆クランボルツ教授は、よき偶然が起きるために必要な5つの資質が必要になると言っている。それは「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「冒険心」。
「好奇心」がある人は、色々なコミュニティに参加したり、趣味のサークルや、講演会や習い事に行くなど、自分のコンフォートゾーンを抜け出すことを恐れない。嬉々として新しいことに挑戦する。すると、そこから新たなご縁が生まれやすい。
「持続性」とは継続すること。自分の好きなことを長く続けていると、そこから多くの人との出会いがある。継続することで、信用が生まれる。それは誰かに推薦されたり、紹介されやすくなる、ということ。
「楽観性」がある人は、物事を軽く考えることができる。つまり、挑戦のハードルが低くなる。挑戦が多い人は、失敗も多いが、何事も、やってみなければわからない、ということだ。挑戦する人にはチャンスがやってくる。
「柔軟性」がある人は、変化に強い。物事に執着せず、決めつけない。だから、変化から生じる新たなチャンスをつかみやすい。
「冒険心」は、危険を承知で、それでもなお行おうとする心だ。綿密に計算したり、損得で考えたら、とても無理だ、ということになってしまう。そして、周りからの反対もある。それでもなお、やってみたい、行ってみたいという一歩踏み出す勇気を持っている人だ。子供のような素直な心と冒険心を呼び覚ますことができる人が、偶然というチャンスをつかみ、とんでもないところに行ける人。
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