さんまさんの言葉「努力を努力だと思っているうちはダメ」
今日のおすすめの一冊は、角田陽一郎氏の『なぜ僕らは、こんなにも働くのだろうか?』(アスコム)です。その中から『「あなたという人」がおもしろそうだから』という題でブログを書きました。
本書の中に「魅力的な人」についてこんなことが書いてありました。
「魅力的な人、成功している人の多くは、好きなことだけやって生きているし、好きなことを創造するのがうまい」ということです。たとえば、さんまさんや西野さんなどは、好きなことを創造する天才です。
さんまさんは、どんなテレビの企画でもおもしろがって、好きなことにします。彼は、あるラジオ番組で、「努力は報われる」と言った女性アイドルに対して「努力は報われる、と思う人はダメ。努力を努力だと思っている人は、大体間違い。好きだからやっているだけよ。で終わっておいたほうがいい」とコメントし、努力することよりも、好きになることの大切さを説いていました。
西野さんはお笑い芸人からスタートして、絵本作家になり、最近は街作りまで始めるなど、どんどん自分の好きな事を創造しています。お二人のように、いろいろなことをおもしろがり、好きなことを創造することができると、好きなこと自体の数が無限に増えていきます。
世の中の事象、他人から得た情報、自分自身の失敗、つい「つまらない」「面倒くさい」と思ってしまうようなこと、それらすべてをとにかくおもしろがって好きになる。そうやって増えた好きなことの中から、今できることをやっていく。つまり、好きなことを創造することこそが、好きなことだけやって生きていくための、非常に現実的で、誰にでも実行可能な方法なのです。
では、「いろいろなことをおもしろがる」「好きなことを創造する」ためには、具体的にはどうすればいいのでしょう。まず大事なのは、あらゆることに興味を持ち、知ろうとすることです。あなたには、「見た目や第一印象ではあまりピンとこなかったけれど、深く知るにつれて、その人のことを好きになった」という経験はありませんか?同じように、どんなことでも、知れば知るほどおもしろさがわかり、好きになる可能性が高まります。
たとえば、電車の中吊り広告を眺めていて、あるいは人と話していて、知らなかった情報や気になった言葉が出てきたときには、すぐにスマートフォンで検索してみる。話題になっている本や、友達がおもしろいと言っている本があれば、本当におもしろいかどうかはわからなくても、とりあえず買ってみる。
このような、数分でできることからスタートし、少しずつ「いろいろなことに興味を持つクセ」をつけていきましょう。興味を持つ対象、「おもしろい」と思えることが増えれば、好きなことを無限に創造できるようになります。
東大の教授でありながら山林王であり、大富豪であった本田清六氏は、「仕事の道楽化」ということを言っています。芸術家が絵を描くときには仕事だとは思っていません。好きだから情熱も生まれるし、時間を忘れて没頭することもできます。つまり道楽のように描くということです。まさに、仕事も同じで、芸術家のように、道楽化を目指してやるべきだ、と。
つまり、さんまさんが言うように「努力を努力だと思っているうちはダメ」だということです。
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