今日のおすすめの一冊は、萩本欽一氏の『萩本欽一 マヌケのすすめ』(ダイヤモンド社)です。同書の中から、「マヌケは運がたまる」という題でブログを書きました。
本書の中に「私、マヌケだったんです」という心に響く文章がありました。
◆まさにクランボルツ教授の唱える「キャリアの8割は偶然の出来事で決まる」、という理論通りの実例だ。自分が立てた夢や計画ではなく、目の前にやってきた「偶然」をチャンスとして生かしていく生き方だ。
夢や目標に向かって血みどろの努力を重ねていくという人生もあるが、逆に目標や夢を達成するためでなく、ただひたすら、目の前に来た「頼まれごと」を淡々とやっていく人生もある。
小林正観さんはこう言っている。 「宇宙の仕組みは、どうも裏返し構造、二重構造になっているみたいだということがわかってきました。 何か意気込んでやろうとしている人ほど、どうも宇宙が味方しないようです。 反対に、執着がない人ほど、宇宙が味方をしたくなるようなのです」(『日々の暮らしを楽にする』Gakken)
「力を思いっきり入れて頑張るぞ」というより、「力を抜いて淡々と楽しんでやっていく」という人生。 水の中で、浮かぼう浮かぼうと力を入れると、沈んでしまうようなことと同じ。
ときには、ボーっとすること、力を抜くこと、角張(かどば)っていないこと、鈍(どん)なこと、イライラしないこと。 長い人生、人から愛を込めて… 「マヌケだなぁ」と呼ばれるくらいの人には限りない魅力がある。
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