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情報発信は「質より量より更新頻度!」

今日のおすすめの一冊は、立花岳志(たけし)氏の『「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる』(サンマーク出版)です。その中から「情報発信している人は1万人に1人」という題でブログを書きました。

本書の中に『情報発信は「質より量より更新頻度!」』という一節がありました。

僕はブログセミナーで、この言葉を必ず受講生に伝えます。「質より量より更新頻度!」と。これは、僕のポリシーです。セミナーではこの言葉を全員で唱和してもらっているほどです。それでは「質より量より更新頻度!」とは、何を意味するのでしょうか?
これは、ブログを継続していく上での金言です。多くの人は、ブログを書くときに、「よい記事を書こう」「長くて情報量が多い文章を書こう」と考えます。よい記事、長い記事は、もちろんたくさんの人に読まれる可能性が高くなるので、多くの人がそれを望むのは無理もないことです。
でも、質や量を求める気持ちが強くなりすぎると、「逆転現象」が起きます。どんな逆転現象かというと、「質のいい記事を書けないから、書いてはいけない」「短い記事は書いてはいけない」という「禁止」に向かってしまうこと。
ブログによる情報発信で人生を劇的に変えることは、誰にでもできることです。ただし、そこには、どうしても欠かせない条件が1つだけあります。それは「継続」です。どんなに名文を書ける人でも、どんなに才能豊かな人でも、まったく無名の状態から自分のメッセージを多くの人に読んでもらえるようになるのには、一定の時間がかかります。
そのため、ブログは毎日続けていくことがとても大事なのです。そうはいっても、皆さんのほとんどは、毎日会社で仕事をしていたり、子育てや家事をしていたりと、ブログを書くこと以外に、時間も体力も精神力も使う、生きるために大切なことをやっているはずです。
残業が続いていて疲れているとき、風邪をひいて体調が悪いとき、寝不足で集中力が落ちているときなど、「よい文章」「長い文章」が書けない日もあるでしょう。そんなときに、多くの人は判断を間違えるのです。たいていの人は、「今日は時間がなくてよい文章が書けないから、書くのをやめよう」「15分では短い記事しか書けないから、やめておこう」と、発信することをやめる選択をしてしまうのです。
これが大きな間違いです。ブログに限らず「文章を書く」という行為は、頭の中にある、言葉になっていないモヤモヤした思いを、脳から両腕の神経と筋肉を経由して両手の指に伝え、キーボードをタイプし、その結果モニターに言語として表示していくものです。
「モヤモヤしたものを文字と言う情報に変換する作業」が、文章を書く(タイプする)ということなのです。文章を書く作業は知的生産といわれますが、実際には脳が神経を経由して指の筋肉や腱を動かす指令を出しつづける、「肉体労働」です。
初心者の人の文章がたどたどしく、短いのは、この脳から指への神経経路を情報があまり流れたことがなく、未発達だからです。たどたどしい文章しか書けなかった初心者が毎日コツコツと文章を書きつづけていくと、やがて神経の経路が太く、活発になっていきます。すると、徐々に文章がすらすらと出てくるようになり、自分が表現したいことをよりストレートに書けるようになり、文章自体も上手になっていきます。
そう、文章をアウトプットする力というのは、まさに筋トレそのものなのです。

「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」という宮本武蔵の有名な言葉があります。圧倒的な量の稽古をこなすことにより、質が変わってくるということです。すると、身体が自然に動くということなんですね。まさに文章も同じで、毎日の鍛錬がその人の文章をレベルアップし、気がついたら洗練された文章になっていた、と。倦まずたゆまず、毎日情報発信し続ける人でありたい、と思います。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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