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前祝いをしよう!
今日のおすすめの一冊は、ひすいこたろう氏の『3秒でハッピーになる 超名言100』(ディスカヴァー)です。その中から「神様はどういう人が好きか?」という題でブログを書きました。
本書の中に「前祝いをしよう!」という心に響く文章がありました。
この世界の最大の罪は「不機嫌」でいることです。 不機嫌はうつるからです。ではどうすれば「上機嫌」(いい気分)でいられるか。
それは、「前祝い」をしちゃうこと。 いいことなんか何ひとつなくても、先にお祝いしてしまえばいい。 じつは、この「前祝い」 は、日本人が古来からやってきた願いの叶え方でもあるのです。
たとえば、 お花見や盆踊りは、古来日本人の願いを叶えるための知恵でした。春に満開に咲く桜を秋のお米の実りに見立て、先に喜び、お祝いすることで秋の豊作を引き寄せようというのが、お花見の由来です。
盆踊りも、豊作を喜ぶ「前祝いダンス」。前祝いすることを「予祝(よしゅく)」 と言いますが、予祝こそ上機嫌をつくり、願いを叶える最高の方法なのです。
あの俳優の武田鉄矢さんが鳴かず飛ばずだったときに、この「予祝」をしたことでブレイクしたというお話があります。
ある日、鉄矢さんのお母さんが、寝ていたお父さんを起こして「今から祝杯をあげよう」と突然言い出した! 鉄矢さんは「めでたかことは、なーんにもなかばい」と伝えると、お母さんは「とにかく先に祝おう」 と。鉄矢さんはポカーン(笑)。
すると、お母さんは言いました。 「おまえには貧乏神が取り憑いている。でも、乾杯すれば、その貧乏神は『ここまで苦しめているのに、 まだおめでとうとか言ってるよ』と拍子抜けして離れていく。だから親子三人で一芝居打とう」と。
こうして親子三人で予祝をしたら、鉄矢さんのもとに、『幸福の黄色いハンカチ』 の映画出演のオファーがきたのです。鉄矢さんはこれが「予祝」だったのだと、あとで知ります。 喜べば、喜びがやって来るんです。
《喜べば 喜びごとが 喜んで 喜び連れて 喜びに来る》
◆「予祝のススメ 前祝いの法則」(フォレスト出版)の中にこんな文章があった。
江戸時代や明治の頃の日本人は、海外の人たちから、このように評されています。
「日本人ほど愉快になりやすい人種はほとんどあるまい。よいにせよ悪いにせよ、どんな冗談でも笑いこける。そして子どものように、笑い始めたとなると、理由もなく笑い続けるのである」(リンダウ・スイス通商調査団)
「この民族は笑い上戸で心の底まで陽気である」(ボーヴォワール)
「誰の顔にも陽気な性格の特徴である幸福感、満足感、そして機嫌の良さがありありと現れていて、その場所の雰囲気にぴったりと溶け合う。彼らは何か目新しくすてきな眺めに出会うか、森や野原で珍しいものを見つけてじっと感心して眺めている以外は、絶えず喋(しゃべ)り続け、笑いこけている」(1686年のタイムズ紙)
この頃の日本は、とても貧しかった時代です。にもかかわらず、日本人はいつも笑いこけていて、日本人ほど愉快になりやすい人種はいないと、海外の人は口々に評してくれているのです
◆かつて、我々の先祖は愉快で、笑い上戸だった。陽気で機嫌よく理由もなく笑い続けていた。
昨今の日本人(特に男性)は昔の日本人ほど笑っているだろうか。昔と比べたら、不機嫌な人の方が圧倒的に多いはずだ。
だからこそ、新しい年は、前祝いから始めたい。元旦は、陽気に明るく、愉快に祝杯を上げよう。そうすれば、必ず幸せがやってくる。
「前祝いをしよう!」
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