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「すごく元気です」という言葉

今日のおすすめの一冊は、ジム・ドノヴァン氏の『何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣』(ディスカヴァー携書)です。その中から「アドバイスを求める相手」という題でブログを書きました。

本書の中に『「すごく元気です」という言葉』という心に響く一文がありました。

私たちが自分自身や外界とコミュニケーションをとる際の主な手段は、言葉だ。 他人との交わりにおいてもそうだが、私たちは心の中で自分に話しかけるときも言葉を使っている。 実際、私たちが生活している世界はすべて、言葉で定義されている。 

それなら、なぜ私たちは言葉の使い方にもっと注意を払わないのだろうか? 二、三年前、言葉がどのように経験の作用を強めたり弱めたりするのかという記事を目にした。 そこで説明されていた素晴らしい方法を使えば、ある状況を定義するために使う言葉を変えることによって、その状況が生活におよぼす作用を変えることができるのだ。 

この方法の威力を体験してみたいなら、誰かに「元気ですか?」と聞かれたとき、ごく普通に「元気です」と答えるかわりに「すごく元気です」と答えて自分が実際にどういう気分になるかを確かめるといい。 気持ちを込めて情熱的にそう言ってみよう。 

この方法を使うことによって、よい感情を高めると同時に、あまりよくない感情を抑えるような言葉に変えることができる。 たとえば、「彼(彼女)には本当に腹が立つ」と言うかわりに「彼(彼女)にはちょっととまどっている」という言い方に変えてみよう。 

同じ状況であっても気分的に違ってくるはずだ。 日常生活の中で「それほど素晴らしくない」環境の影響を抑えることが、いい気分を高めることにつながる。 言葉は私たちが思うとおりに使うことのできる最も威力のある資源のひとつなのだ。 

これによってもたらされる恩恵がもうひとつある。 それは「暗示効果」と呼ばれる。 私は自分の経験から言うのだが、「元気ですか?」と聞かれて「すごく元気です」と答えると本当に気分がよくなるのだ。 

「元気です」と比べて「すごく元気です」という言葉の響きには、なぜか私の気分をよくしてくれるものが含まれている。 逆もまた真なり、だ。 ネガティブな感情を表現する際にトーンダウンした言葉を使えば、そのインパクトは弱まる。 これから二、三週間、この方法を使ってみて、何が起こるかを自分で確かめてみよう。 

斎藤一人さんは、「絶好調」という言葉を使おうと言っている。

多くの人は、本当に絶好調じゃないと「絶好調」と言ってはいけないと思っているでしょう?それは、間違いなんです。一人さんは風邪で熱があっても、たとえば仕事に行き詰まったとしても、『絶好調だ、今日は調子いいね』と言います。

普通の人は100%調子がいいときに「絶好調」って言うんだよね。でも、一人さんの「絶好調」は20%以上って決めています。だから、毎日が絶好調なんです(笑)。

言葉には、霊(=たましい)が宿っているもの。これを言霊(ことだま)というのですが、いい言葉を言っていると、その言葉どおりに物事が動いていきます。「絶好調」と言うと自然に、絶好調なパワーが湧いてくるものなんです。

特に「絶好調」は病気をしたときに使うといい。「つらい」「痛い」と言っていても病気がよくなるはずがありません。「絶好調」「絶好調」って言っていればね、病気も勘違いして、「なんだ、この人元気なんだ」って逃げていくものなんです。

仕事だって、同じこと。一人さんのように「絶好調」「絶好調」って言っていると、「絶好調」の人が集まってきて、「絶不調」は逃げてしまう(笑)。現に一人さんの会社は、バブルのときも不景気が続いたときも、右肩上がりで業績を伸ばしています。気づけば、自然と仕事もお金もやってくるのです。(斎藤一人 お金の神様に好かれる人のスゴい口ぐせ/宝島社)より

また、中村天風師も、「元気ですか?」と聞かれたとき、もし体調が悪かったとしても、「すごく元気です」と答えなさい、という。 なぜなら、身体は病気でも、心は病気ではないからです。

「元気です」と言っているうちに不思議に病気は治ってしまうと言います。 「すごく元気です」「絶好調」と答える人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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