受けた恩は石に刻む
今日のおすすめの一冊は、枡野俊明(ますのとしあき)氏の『小さな悟り 人生には「小さな答え」があればいい』(知的生き方文庫)です。その中から「縁あれば千里」という題でブログを書きました。
本書の中に「受けた恩は石に刻み、与えた恩は水に流せ」という心に響く一節がありました。
【受けた恩は石に刻み、与えた恩は水に流せ】
「あんなに親切にしてあげたのに、お礼の一つもない」 「これまでさんざん力になってやったのに、こちらが困っているときは知らんぷりとは、どういう了見だ」 そんな不満を抱えている人が少なくありません。人間関係のゴタゴタの、よくある 原因の一つでしょう。
自分がしてあげたくて親切やお世話をしてあげたのですから、それでいいではありませんか。見返りを期待すると、それが「見返りを得られない苦しみ」をつくること になってしまうのです。 「そんな期待などはじめからしない。やってあげたことはその場で忘れる。そうであればこそ、ひょんなときにお返しがあると、ありがたさが倍増するというものです。
もしお返しがないことを不満に感じたなら、「人のふり見てわがふり直せ」。自分は感謝の言葉を返そう、何かのときに相手の力になろう、と思えばいいのです。それが 人とのご縁を大切にすることにつながります。
《お世話や親切は“しっぱなし”がいい…「してあげたこと」はその場で忘れる》
「受けた恩は石に刻み、かけた情けは水に流す」とも言います。誰かに何かをしたとき、見返りを求める人は、「恩着せがましい」人です。「何かをしてあげたのに、お礼の一つもない」などと言いいます。
頼まれもしないのに、勝手にやったことにまで見返りを求める。俗にいう、「器の小さいヤツ」です。見返りを求めないギブ・アンド・ギブの人の周りには、自然と人が集まってきます。
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