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角を立てまくるということ

今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『斎藤一人 俺の人生』(マキノ出版)です。その中から「うまくいかない人の特徴」という題でブログを書きました。

本書の中に「角を立てまくるということ」というとても刺激的な話がありました。

神様から問題が与えられたときはね、どんな理由でもいいから、それに挑戦しようって思えたらそれでいいんです。だから、最初は「この修行をやりきったら、神様からすごいごほうびがもらえるぞ」って下心があってもかまいません。そう思ったほうが行動しやすいんだったら、そうすればいい。行動することが大事だから、それに結び付くことだったら何でもいいんだよね。
ごほうびがもらえると思えば行動しやすいとか、前世に自分がやったからしょうがないと思ったほうが行動しやすいとか、人それぞれやり方ってあるよね。1万人いれば、方法は1万通りあるんです。
一人さんだったらどうするんですかっていえば、もし私に意地悪をするやつがいたら、ひどい目に遭わせて終わりだね(笑)。 どういうふうにひどい目に遭わせるかっていうと、悪口を言ってくるんだとしたら、「そういうこと言うのはやめな。自分にもよくないよ」って言う。 何だそれだけかっていえば、その程度のことでじゅうぶんなんだよ。言うべきことを伝えたら、それ以上しなくていいの。
悪口を言う人に、「聞いてる私も気分悪いけど、あんたも運勢悪くなるから止めな」とか真っ当なことを教えてあげればいいだけ。 相手のためを思って注意することはできるんだよね。 あるいは、悪口を聞きたくなければ、自分がその場から離れちゃうのもいい方法だしね。 距離を置いたり、そういう人と口をきかなくなったりしてもかまいません。
とにかくやり方はいくらでもあるから、自分に向いていることをやるといいよ。でね、相手と距離を置きたいときに、急に連絡を断ったりすると角が立つから難しいって言うんだよね。 上手な距離の置き方があるんですかって聞いてくる人もいる。あのね、何かやるときに「角を立てちゃいけない」とかって言うけど、何かをやるときは、角なんか立てまくりだよ(笑)。
そうしなきゃ何もできない。嫌なことをされているのに、それでも角を立てなかったら相手にはわかりゃしないよ。そういうときは、角なんか立てまくるしかないんです。だって、嫌いな人にまでいい人と思われたいと思っていること自体、間違いなんだよね。 いい人に好かれるんだったらいいけど、あなたに嫌なことをする人に、いい人と思われたってしょうがないでしょ?
そもそも、角を立てないように一生懸命やってるから、うまくいかないんだよね。むしろハッキリ嫌だって言ったほうが、嫌な関係はすぐに終わるものだよ。あとね、「今度何か言われたら、言い返してやるぞ」なんて思っていると、その気迫って相手に伝わるものだから、案外、嫌なことを言われなくなります。
意地悪されるってね、嫌なことを言われたらどうしようって不安に思っているから、本当に嫌なことを言われちゃうの。 困ったことが起きるような波動を出しているから、その通りのことが起きるようになってるんだよ。反対に、意地悪をされても困らないと思っていれば、不思議と困るようなことは起きないものです。だから、「こいつ、早く嫌なこと言わないかな」とか思ってるくらいでちょうどいいんだよ(笑)。

 
斎藤一人さんは、もし自分の子どもが学校でいじめにあったら、親は死に物狂いで子供を守らなければいけないといいます。 例えば、学校について行って、子どもがいじめられないように見張るとか、担任の先生や校長先生に必死で掛け合うとか。 そして、そのことでもし、騒ぎが大きくなってもいいのだ、と。

ほとんどの人は「人が良い」のです。 だから、騒ぎを大きくせずに穏便に解決しようとします。 しかし、それでは、いじめられている当事者の死ぬほどの苦しみや切迫感が伝わらないのです。 これは、会うたびにジンマシンが出るほど嫌な人に対する対応も同じです。

角を立てずに、穏便にすまそうとニコニコと優しく話していては、相手に自分の気持ちは伝わりません。 かえって、相手は「これくらいしたって大丈夫なんだ」と思い図に乗るだけです。

人が良い人は、悪に対しては、倍のパワーで立ち向かうくらいでないと、問題は解決はしません。 意地悪する人がいたら、たとえ角が立ったとしても、「嫌だ」という意思を伝えることが大事だと思うのです。

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