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笑いの効用

今日のおすすめの一冊は、池田光氏の『中村天風 心が前向きになる言葉』(秀和システム)の中から『観光旅行とは「光りを観にいく旅行」』という題でブログを書きました。

本書の中に「笑いの効用」という心に響く文章がありました。

《苦虫をつぶして、へんてこな面してるやつのほうが、かわいいかい?》(中村天風/心に成功の炎を) 

笑いの効用は、よく知られています。 天風さんは、食事をとる前に笑うことをすすめるばかりか、本人もそうしました。 

笑うと、食べるのが楽しくなり、消化にもいいから...。このとき、慎み深く笑うのではありません。 声に出して「ワッハハ」と景気よく笑います。 実際にやってみると、おなかや喉に笑いの刺激が振動して、食事の準備体操をしたような気分になります。 

ご存じ、渥美清が扮するフーテンの寅さんの人情喜劇『男はつらいよ』。その第三十二作『笛を吹く寅次郎』では、さすが寅さんと言える、笑える話がありました。 舞台は、岡山県高梁(たかはし)です。 

寅さんは、妹・さくらの義父の三回忌のため、墓参りに立ち寄ったのです。ここで、寺の和尚と出会い、意気投合。 酒を酌み交わしながら、寅さんは健康診断を受けたときのエピソードを語ります。 

「最初わかんなかったんですよ。なんで医者が笑ってるか」和尚はニコニコ聞いています。「でね、聞いたの。どっか、おかしいですかって」和尚はずっと笑ったまま。「そしたら、医者が言ったねえ。きみぃ、レントゲン撮るときは、笑う必要ないってね」

ここで二人はゲラゲラ笑い合います。寅さんは続けて、「だけどね、レントゲンだって、やっぱりね、ニッコリ笑って写したほうがいいと思うの。だって明るく撮れるもの

おかしな理屈ながら沁みるものがあるのは、そこに人生の真理があるからでしょう。レントゲンであろうがなかろうが、笑う人生でありたいもの。

◆中村天風さんは、「笑いは無上の強壮剤である、また開運剤である」と言ってる。笑いは運を引き寄せるということだ。笑いがなければ運もやってこない、ということ。笑いは人を引き寄せる魅力の源泉だ。

「笑いの効用」

どんなときもほがらかに、笑う習慣を身につけたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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