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次に進む言葉

今日のおすすめの一冊は、樺沢紫苑(かばさわしおん)氏の『言語化の、魔力』(幻冬舎)です。その中から「それはそれとして」という題でブログを書きました。

本書の中に「次に進む言葉」という心に響く一文がありました。

どうしてもあきらめられない時に使うと、過去の出来事や感情に区切りがつけられる言葉を3つ紹介します。 

《しょうがない》ネガティブな言葉と思うでしょうが、「否定的な言葉+しょうがない」、つまり「マイナス」×「マイナス」ならば「プラス」に転換することができます。 

「スマホを落として割ってしまった! しょうがない。割れた画面は元には戻らない。3年使ったから、機種変するか」 「仕事で損失を出してしまった! しょうがない。確定した損失は取り戻せない。次の仕事で、挽回するしかないか」 

《「まあいいか」「そういうこともある」》も同様に使えます。 「スマホを落として割ってしまった! まあいいか。 3年使ったから機種変するチャンス!」 「まあいいか」は、「まあいっか」のように明るい口調で軽く言うのがコツ。失敗で暗く なりがちなムードをチャラにして、切り替えるのです。

「スマホを落として割ってしまった! そういうこともある。新しいスマホには、買ったらすぐに保護シールを貼ろう」 「そういうこともある」は、現実を肯定する言葉、受容する言葉です。 

「もし、もっと注意していれば」のような後悔は、現実を受け入れられない、否認の心理から生まれます。 「そういうこともある」は、「否認」を「受容」に変える。現実を肯定する。自分を肯定するので、次に進むことができるのです。

この項とは少し話がずれてしまうが、悩みを解消するのにいちばんよい方法がスマホの利用時間を減らすことだという。特に寝る前2時間のスマホは、絶対に避けるべき。スマホのブルーライトは、朝の青空の波長。

夜間にスマホを見ると、脳は「朝になった!」と勘違いする。「眠気」のもととなる睡眠物質メラトニンを速やかに抑制するので、眠気はなくなってしまうからだ。さらに朝に分泌される、全身の活力剤「コルチゾール」が分泌される。それによって、頭も身体も、「これからバリバリ働くぞ!」という臨戦態勢になってしまうという。

つまり、不安脳になってしまうのだ。不安脳に陥っている人には「言語化(次に進む言葉)」も効果が見込めない。まず、スマホの使い方を正しくしてから、「次に進む言葉」を正しく使うと、気持ちの切り替えはもっとスムーズにできると樺沢氏はいう。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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