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語り合える友がいるか

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『努力ゼロの幸福論』(大和書房)です。その中から「捨てれば捨てるほど」という題でブログを書きました。

本書の中に「語り合える友がいるか」という心に響く文章がありました。


「いつも考えていなさい」 「いつもいい仲間を持っていなさい」 「いつも実践しなさい」 これを私は「いつもの3原則」と呼んでいます。私たちが生きていくうえで欠かせないことです。

いつも「どうしたらまわりの人たちから喜ばれるか」「今、目の前にいる人や社会に対して何ができるのか」を考えて、「すぐに行動に移す」。

「いつもの3原則」を実施するために欠かせないのが、「友」の存在です。 この「友」とは遊び仲間のことではありません。 「こんなことを感じた」 「こんなふうに思った」 と語り合うことで、人生の「悩み」や「苦しみ」を和らげてくれるような「気づきを与えてくれる」人のことです。 

相手に喜ばれる、相手が笑顔を見せると自分も嬉しい。お互いのことを深く思いやり、 喜びや気づきを与え合うことができる。それを実践し合えるのが「友」です。そういう関係が築けるかけがえのない「友」がいるかどうかで、人生はまったく違うものになります。

小林正観さんは人生の折り返し地点を過ぎたとき、次のような生き方をすることをすすめています。(もう一つの幸せ論/ダイヤモンド社)より
 


●旅をするときは、「どこに行くか」ではなく「誰と行くか」 
●食事をするときは「何を食べるか」ではなく「誰と食べるか」 
●話をするときは「何をしゃべるか」ではなく「誰としゃべるか」

 


人生の折り返し地点を超えて、共に進む方向が一緒の仲間がいることは幸せです。反対に、もう老年になろうというのに、仲間がいないことこそ寂しいことはありません。そして、ここで、大事なのは進む方向が同じということです。
 
進む方向が同じとは、若かろうが年を取っていようが、「自分を高めるため、魂を磨き続ける」という価値観を持っていることです。怠惰で投げやりでやる気のない、という仲間とは違います。
 
「語り合える友がいる」ことこそが、人生の大きなテーマです。
 
今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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