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たえず、自分をはげます
今日のおすすめの一冊は、松下幸之助氏の『思うまま』(PHP)です。その中から「人生は終生勉強である」という題でブログを書きました。
本書の中に「たえず、自分をはげます」という心に響く文書がありました。
私はよく若い人たちに、信念をもてとか使命感をもって仕事をせよとか言うのであるが、私自身どうかというと、別に人よりも強い信念や使命感を常にもっているわけではない。
むしろ、ともすればくじけそうになるし、またときに煩悶(はんもん)もはげしいものがある。しかし、そういう弱いといえば弱い自分ではあるが、また心をとり直し、勇気をふるい起こして若い人たちにも言うのである。
そしてそのことによって、私自身も、その信念を自分のものとしてより強固にしていっているといえる。信念とか使命感といったものは、終始一貫してもち続けることはなかなかむずかしいものである。たえず自分自身をはげましていなければならない。
あの信念のかたまりのような松下幸之助氏でさえ、たえず自分を励まさないと信念や使命感はグラついてしまう、という。
「心構えはどんなに磨いても、毎朝、ゼロになる能力である。丁度、毎朝起きたら歯を磨くように、心構えも毎日磨き直さなければならない。」
といったのは社会教育家の田中真澄氏だ。心構えも、信念も、使命感も毎朝ゼロになる能力。毎朝、磨き続けるしかいない。
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