今日のおすすめの一冊は、北尾吉孝氏の『人間学のすすめ』(致知出版社)です。その中から「ネアカ、のびのび、へこたれず」という題でブログを書きました。
本書の中に「不燃性の人、可燃性の人、自燃性の人」という心に響く一文がありました。
孔子の有名な言葉に「発憤忘食」(はっぷんぼうしょく)がある。憤(いきどお)りを発しては食を忘れることだ。
葉公は、「孔子とはどのような人物か」と孔子の弟子の子路(しろ)に尋ねたが子路は何も答えられなかった。それを聞いた孔子は、子路に「お前は何故こう答えてくれなかったのか」といい、「孔子は、憤慨したり、発憤したり感激して、食事をとるのも忘れる人だ。また、道を究めることを楽しんでは、憂いを忘れ、年を取ることも忘れている人だ」と。
孔子というと、謹厳実直の士のように思われるが孔子こそ、激情の人であった。現代は、クールでスマートな人がもてはやされる。しかし、何かことを成すときは、「激」や「憤」がなければ、人は起爆しない。
自ら燃える「自然の人」でありたい。
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