行いは言葉よりも雄弁
今日のおすすめの一冊は、田中真澄氏の『小に徹して勝つ』(ぱるす出版)です。その中から「成功するための8つの習慣」という題でブログを書きました。
本書の中に「行いは言葉よりも雄弁」という心に響く一節がありました。
人を評価する場合、まずその人の日常の習慣を見て判断する人が本物の人物です。 本物の人物ほど単なる口先だけの人を信用しないのです。 「行いは言葉よりも雄弁」ということわざがありますが、それは行動が本当の人柄を示すことを示唆しています。
上位20%の人は、そのことわざの真意を理解している人たちです。 残念ながら、残り80%の人は、良き行動を続けている人を積極的に支援しようとはしません。 傍観者で終わる人たちです。ですから私たちは、新たな行動を起こすときは、上位20%の人たちを味方にできるように、普段からその人たちとの交流を深めておく必要があります。
では具体的にはどうすればいいのでしょうか。 決め手はクイックレスポンスです。 年中無休・24時間対応の行動をとることです。 何か頼まれたら迅速に対応する、問い合わせにはすぐ答えるといった習慣を身につけて、上位20%の人たちとの交流を深めておく必要があります。
これまで私は、3マメの実践を推奨してきました。 口マメ・手マメ・足マメのことです。 口マメとは電話を掛けることです。 これは今の日本人は携帯電話のおかげで得意になりました。 手マメとは筆まめのことで、まめに礼状・祝い状・慰労状などのお便りを出すことです。 これは今の人の多くが苦手ににしています。 だからこそ、筆まめに徹した人は物事を有利に展開していけます。
足マメは訪問のことです。 何かあれば飛んでいく習慣のことで、これまた有力な対人関係の武器になります。 とにかくマメに動くことが大切です。
脳力開発の創始者、城野宏氏は、「行動」についてこう語っています。
『行動のつながりで、具体的に考える習慣をつくろう』
「手と口と足をフルに使った、行動のつながりで考える習慣を つくろう。 概念のつながりだけで抽象的に考える習慣をやめよう。 概念は重要ではあるがただの名札であり、具体的行動を主軸にして考えないと成果はでない。 抽象理論だけで”わかったつもり”にならないようにしよう」
人物を評価する時、上っ面だけを見ているとすぐにだまされてしまいます。 それは、地位や肩書、あるいは心地よい言葉などなど。 しかし、本当に見なければならないのはその人の実際行動です。 行動と行動のつながりを見ていれば、その人の本質が見えてきます。
行動とは、手と口と足を使うことです。 そして、大事なのは、その行動を長く続けているかどうかです。 口先だけではなく、具体的に動く人でありたいと思います。
今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす