今日のおすすめの一冊は、田口佳史氏の『超訳 老子の言葉』(三笠書房)です。その中から『「自慢」はあなたを滅ぼす』という題でブログを書きました。
本書の中に『「無用の用」を大事に』という心に響く言葉がありました。
老子はこの「無用の用」について、三つ、おもしろいたとえをしています。
スタンフォード大学のクランボルツ教授が提唱する「計画的偶発性(プランド・ハプンスタンス)」という理論がある。それは成功者の8割は、予想しない偶発的なことによって生成される、というもの。
自ら目標を立てたり、計画をしたりしたことではなく、偶然がその成功に大きく関わってくるというものだ。一見すると何の脈略もない偶然が、成功を招くということで、この「無用の用」と同じだ。
逆に言うと、偶然を排し、効率一辺倒で、目標到達までわき目も振らずに進んだ人は、ほとんど成功しないということだ。人生は、いつなんどき、何が役に立つか分からない。とくに人と人のご縁はそういうものだ。「無用の用」を大事にしたい。
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