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夜寝るときには

今日のおすすめの一冊は、中村天風師の『ほんとうの心の力』(PHP研究所)です。その中から『明けても暮れても「ありがたい」』という題でブログを書きました。

本書の中に「夜寝るときには」という心に響く文書がありました。

昼間、起きているときには、われわれの暗示感受習性というものは、われわれが、ああ、いいな、これは共鳴するわ、と感じたこと以外のものは、潜在意識の中に入らない。やってごらん。 

ところが、夜の世界だけは、特に寝がけに、寝床の中に入ってからは、この精神のアンテナというものは、無条件に、よいことでも悪いこ とでも、もうすべてが、差別なく入りこんでしまう。

だから、いいこと を考えるんだ。嘘でもいいから、俺は優れた人間だ、俺は思いやりのある人間だ、俺は腹の立たない人間だ、俺は憎めない人間だ、俺は焼きもちを焼かない人間だ。こう思えばいい。 

それを寝がけによけい腹を立ててる奴がいる。昼間、興奮している間は思い出さなくて、寝がけになって思い出しやがって、「あん畜生、あんなことしやがった。ざまァ見やがれ」、もう一ぺん起き上がって腹を立ててる奴がいる。

夜の寝床の中だけは、神の懐の中へはいったよう な、おだやかな気持ちになってごらん。 今夜から、寝がけだけは絶対に尊い人間になるんだ。どんなに体にいい結果が来るか、 やってみたものだけが知る味だ。やってごらんなさい。 今夜から。

◆夜寝る前には「感謝ノート」を書くといい。今日起きたありがたいこと、感謝することを3つから5つ書く。相手がいるなら、できるだけ名前も書く。すると、相手に対する感謝の念が生まれてくる。

感謝ノートを書くと、毎日の中に感謝することや良いことを見つけるのが上手になる。そして、よい気持ちのまま朝まで眠れば、「感謝する」習慣が身につく。

反対に、不平不満、愚痴や泣き言、悪口文句を寝る時に言っていたら、不平不満の習慣が身につき、朝は不機嫌な状態で起きることになる。

夜寝るときには、感謝の気持ちで眠りにつく人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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