今日のおすすめの一冊は、渡辺和子氏の『現代の忘れもの』(日本看護協会出版会)です。その中から「きょうは私のいちばん若い日」という題でブログを書きました。
本書の中に「どんな不幸を吸っても、吐く息は感謝で」という心に響く文章がありました。
「不幸は感謝のかくし味」 という言葉がある。
断食をしたあとの、食事のおいしさは格別だ。 それが、なにも味のないただのお粥(かゆ)であったとしても、この世にこんなに美味しいものがあったのかと思うほど。
「空腹は最高の調味料」という言葉があるが、空腹があるからこそ、食事をしたときの喜びを感じることができる。 これは、「病気が治ったとき、しみじみと健康のありがたさを感じる」というのと同じ。 病気や、不幸という(世間一般でいう)負の部分があるからこそ、健康や幸福を感じることができる。
つらいことや困難に出会ったとき、不平不満、愚痴、泣き言、文句を言ってまわりの人のテンションを落とすのか。 逆に、どんなに現在不幸にであっても、まわりに感謝し、周囲を明るくする人であるのか。 「どんな不幸を吸っても、吐く息は感謝」の人でありたい。
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