今日のおすすめの一冊は、高橋俊介氏の『キャリアをつくる独学力』(東洋経済新報社)です。ブログも同名の「キャリアをつくる独学力」として書きました。
本書の中に『日本にはびこる「先生病」から脱せよ』という興味深い文章がありました。
日本人は欧米に比べて権威に弱い傾向がある。日本では認められなかったものが、外国で認められると日本で流行ったりする。
また、中根千枝氏のいう「タテ社会」であるということも影響している。上下関係が大事で、たとえば体育会系の先輩後輩の関係や、兄弟の上下関係、会社の上司と部下、そして、師弟関係も重要視される。まさに先生病と言われるゆえんだ。
ITやAIによって大変化が起きている今、タテの関係だけを重視し、先輩が後輩を教える、先生が生徒を教えるという関係だけではこれからの時代は乗り切ることはできない。新しい知識は若い人の方がより多く持っているからだ。
これからの時代、自ら考え、自ら行動することが如何に大事か。先生病から脱し、独学力を高めたい。
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