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綺麗ごとを言わないで「稼ぐ」

今日のおすすめの一冊は、江原啓之氏の『金霊(かねたま)』(徳間書店)です。その中から「お金が欲しいなら」という題でブログを書きました。

本書の中に『綺麗ごとを言わないで「稼ぐ」』という心に響く一節がありました。

「食べていけるだけのお金があればいいのです」と言う人がいます。 殊勝な心がけで生きているなと受け止め、賛同する人が多いことでしょう。でも本当にそうでしょうか?
コロナ禍で職を失い、「もう3日も食べていません」「子どもにもっと食べさせ てあげたい」「1日も早く、子ども食堂を再開してほしい」などと訴える人が後を絶ちません。食べていける生活は決して当たり前ではないのです。
本来なら「食べていけるだけのお金があることに感謝します」ととらえるところを、「食べていけるだけのお金があればいい」と言えてしまう人は、感謝の心が足りない傲慢な人と言えるでしょう。
それに、自分のことしか考えていない利己主義な人です。健康でもっと働けるなら、どんどん働いて、自分の分だけではなく、2人分も3人分も稼げばいいのです。そうやって稼いだお金は、生活に困窮して食べられない人のために喜捨すればよいのではないでしょうか?
私たちはワンネス。たましいは一つです。 袖すり合うも他生の縁と言うように、たましいはつながっているのです。私たちは皆、生かされている。そして支えあっている。ですから、あなたが誰かのためにお金を稼ごうと努力をすれば、あなたのたましいの家族であるグループ・ソウルも力を貸してくれます。奇跡が起きるのです。
情けは人のためならずということわざがあります。 人に情けをかけることは、巡り巡って、自分を助けることにもつながります。 人の幸せは、あなたの幸せでもあるのです。

ある有名な講師に、講演料を聞いたことがありました。その講師は「いくらでもいいです」と言ったのです。最高では1時間半の講演で、200万ちかくのお金をもらったこともあったとか。

そんなたくさん平気でもらえるんだ、と思ったのですが、聞いてみると、5万、10万でもいいし、200万でも大丈夫なのは、もらったお金は全部自分が応援している色々な団体に寄付してしまうからだ、というのです。本業があるので、生活はそれで十分できるので、講演料はそうしていると。

「講演料はいただけません」、と頑なに固辞してしまう人がいますが、それは自分の懐に入れようとしているからなんですね。もらったお金は、全部人様のために使うと決めておけば、いくらもらってもびくともしないということなんだと思います。

人様から何かをもらったら、ああだこうだ言わず、「ありがとうございます」とニコニコしてありがたく受け取る…

綺麗ごとを言わないで「稼ぐ」ことができる人でありたいと思います。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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