無駄貯金を
今日のおすすめの一冊は、松浦弥太郎氏の『大切に抱きしめたい お守りのことば』(リベラル文庫)です。その中から『「また会いたい人」に』という題でブログを書きました。
本書の中に「無駄貯金を」という心に響く文章がありました。
◆もし仮に、無駄のまったくない人生を生きてきた人がいたとしたらどうだろう。やることなすことすべてうまくいき、日の当たる場所や、近道だけを選び、効率的で全く無駄のなかった人生。もし、いたとすればの話だが、およそつまらない人間がそこに存在していることになる。
人は、寄り道をしたり、道草をくったり、どん底を味わったり、失敗や嫌な目に遭うという、人生の無駄を経験するからこそ、人としての味や深みが出る。それが、「遊び」や「余韻」という「人生の余白」の魅力だ。
◆「すべての偉大な成功は、地味で面倒な事の積み重ねの上に成り立っている。」(ピーター・ドラッカー)
宮崎駿監督は「大事なことは、だいたい面倒くさい」という。面倒なことを、ていねいに、コツコツと、日々いとわずやること。「(面倒で)嫌だな」という顔をしないで、ニコニコとすること。
「無駄貯金」という言葉を胸に刻みたい。
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