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商(あきな)いは、飽(あ)きずにやる

今日のおすすめの一冊は、田中真澄氏の『凡人学のすすめ』(プレジデント社)です。その中から「凡人の生き方に徹する」という題でブログを書きました。

本書の中に「商(あきな)いは、飽(あ)きずにやる」という心に響く文章がありました。

私たちは、個性的な消費生活をレジャー・食事・ショッピングなどで楽しむようになった。それはそれですばらしいことだが、何か片手落ちな感じがする。生活には消費面と生産面とがあるのだから、一方だけの個性化では本当の満足は得られないはず。

生産の面、すなわち仕事の面でも、独自なやり方、独自の分野を確立しなければ、パーフェクトな個性化とはいえない。 

人生は長くなったのだから、せめてサラリーマンなら定年後、下請のオーナーならいつかの時点で、自分なりのオンリーワンのビジネスを展開していけるように、常に心がけておきたい。 

そして、時期到来となれば、それこそ死んだつもりになって、全力投球で自分のやりたかったビジネスをやればいい。人間、本気でやれば、なんとかなるものである。

正直に、堅実な目標の下で、コツコツやっていれば、いつか必ずやっていてよかったという日にめぐりあえる。 この世の中は、意外にコツコツ続けることがにが手の人が多い。だから「これだ!」と 自らの意志で決めたことは、一発勝負の賭けに出ないで、地道に続けていれば、必ず世間が認めてくれるようになる。

ビジネス(商売)は、商(あきな)いというほど、飽ずにやることだと 自分に毎日言い聞かせることである。

コツコツと続けることが苦手な人は多い。どうしても、今の風潮では、「一攫(いっかく)千金」とか、「ハイリターン」、「レバレッジを効かせる」等々の考え方が目立つからだ。

しかし、商売の基本は飽きないこと。それが商(あきな)いだからだ。それを鍵山秀三郎氏は「微差、僅差の積み重ねが、大差となる」という。毎日のちょっとした差(微差)も、積み重なると誰もが越えられない大きな差(大差)となる。

そして「大きな努力で小さな成果」とも言っている。成果が出ないからといって焦ってはいけない、と。

起業の原点は商い。コツコツと飽きずに努力を続ける人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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