不用品を処分する
今日のおすすめの一冊は、枡野俊明氏の『放っておく力』(知的生き方文庫)です。その中から『「ご縁」に従う』という題でブログを書きました。
本書の中に「不用品を処分する」という耳の痛い話がありました。
《モノを捨てれば心も軽くなる》(それは増えすぎた中性脂肪のようなもの)
新型コロナウィルスの感染拡大を受けて「ステイホーム」の日々が続く中、家中の不用品を一気に処分した人がけっこういらしたようです。それはある種「不幸中の幸い」というべきか、とてもよいことでした。
処分するときには「もったいない」という感情がともなうかもしれません。しかしひるんではいけません。家の中に不用なモノをため込めばため込むほど、心もどんどん重くなっていくのです。不用品はいうなれば、「体に不調をもたらす、増えすぎた中性脂肪」のようなものなのです。
洋服ならたとえば、三つに仕分けする。「三年間、一度も着ていないもの」と、「三年間に一、二度着たけれどそんなに気に入っているわけではないもの」「着る機会は少ないけれど気に入っているもの」というふうに。前者二つは、どんなに高価なものであろうと、いつか着る可能性があろうと、処分してしまうのが一番です。そうやって不用な服を処分するだけでも、心がぐんと軽くなります。
まさに耳の痛い話です。服や物は放っておくと、すぐに溜まっていってしまいます。結局、狭い家がさらに狭くなっていきます。まさに今日のブログでいうなら服も物も「ご縁」のもの。三年間一回も着ることのなかった洋服は、ご縁がなかったということです。おそらく、とって置いてもこの先ずっと着ることはないでしょう。それがどんなに高かったとしても、です。
人のご縁と同じように、モノにも出会いと別れがあります。別れるときは、「淡々と見送ればいい」と言います。未練を残さず、去る者は追わずの気持で、淡々と見送ることができればいいと思うのです(頑張ります・汗)。
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