今日のおすすめの一冊は、山﨑拓巳氏の『運の強化書』(SB Creative)です。その中から『「素敵」をみんなで分ける』という題でブログを書きました。
本書の中に「結婚がゴールになっていないか」という心に響く文章がありました。
◆これは結婚だけではなく、色々なことに言える。
たとえば、病気。病気を治すことがゴールになっていると、病気はなかなか治らないという。病気が治ったあとの、ビジョンがないからだ。治ったあと、「どこかへ旅行にいきたい」「あのレストランに行ってみたい」「孫と遊びたい」という、ありありと思い浮かべるイメージだ。
たとえば、ハッピーリタイアメント。ハッピーリタイアメントとは、定年前に豊かな老後資金を確保して悠々自適な引退生活に入ることをいう。しかし、リタイアした人の多くは、その後、平均2年くらいで亡くなる確率が高いという。リタイアメントがゴールになっているからだ。
結婚も、病気を治すのも、ハッピーリタイアメントも、そこがゴールではない。幸せになるための一つの手段だ。定年も同じで、定年がゴールではない。定年を過ぎると「何もやることがない」と気力がなくなってしまう人が多い。しかし、当たり前のことだが、人生に定年はない。
どんな状況になっても、いくつになっても、いつも機嫌よく、楽しめること、そして、面白がることができること。それが「自律」。大人の生き方だ。
「結婚がゴールになっていないか」という言葉を胸に刻みたい。
今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす