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まわりによき影響を与える

今日のおすすめの一冊は、福島正伸(まさのぶ)氏の『1日1分 元気になる法則』(中経出版)です。その中から「成長するほど、 他人の長所が見えてくる」という題でブログを書きました。

本書の中に「人に影響を与えるとは」という文章がありました。

人が最も影響を受けるのは、まわりの人、出会った人の生き方だと思います。 自分も、まわりの人に大きな影響を与えているのです。 影響を与えるというと、何か特別のことをしなくてはいけないのではないかとか、だれもやったことがないことに挑戦しなければいけないのではないかと、難しく考えてしまうかもしれません。
けれども、まわりの人に影響を与えるというのは、そんなに大げさなことではありません。 自分が人に影響を与えることなんてできるのだろうか、などと思う必要はまったくないのです。
たとえば、夫婦が子育てをするときに、二人仲よく、幸せに生きるだけで、子どもに、その人生を変えるほどの大きな影響を与えています。 もし、子どもが幸せに生きている両親を見て、「お父さん、お母さんみたいになりたい」と思ったら、きっとその子は、両親の生き方から大きな影響を受けたのだと思います。
一日中、笑顔で生きているだけでも、まわりの人たちに大きな勇気を与えます。 心が安定していて不満や批判を言わないだけで、まわりの人に貢献していることになるのです。 周囲の人に感謝をしながら生きているだけで、人と人とのすてきなつながりをつくっているのです。
特別なことができなくても関係ありません。 自分らしく、自分のペースで、自分が決めたことを、できることからやっていけばいいのです。

カナダ出身の精神科医である、エリック・バーンが開発したセラピーを交流分析(TA)といいます。 その中で、エリック・バーンは「人生脚本」という概念があると言っています。 「人生脚本」とは、6、7才頃までに受けた親の影響によって作られます。 幼い子どもにとっては、両親は他の誰よりも一番影響を受ける存在だからです。

親からは、言葉だけでなく、様々なメッセージによって、色々な価値観が伝えられる。 職業もその一つです。 医者や教師の子どもが親と同じ職業に就くのが多いのは、そのためです。 親が生き生きと楽しそうにその仕事をしていれば、子ども「仕事は楽しい」と思います。 しかし、仕事や生活に、愚痴を言ったり、いつも不機嫌だったりしたら、親にあこがれる子どもはいなくなります。

これは子どもだけでなく、大人も同じでまわりの影響を強く受けます。たとえば「朱に交われば赤くなる」という言葉あるように、悪い仲間と一緒にいれば、悪くなり、よき仲間と一緒にいれば、よき人間になっていくということです。 「誰もが人に影響を与えている」 といいます。まわりによき影響を与える人でありたいものです。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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