マジという言葉
今日のおすすめの一冊は、柏野和佳子(かしのわかこ)氏の『ことばのひみつ』(高橋書店)です。その中から「消滅言語」という題でブログを書きました。
本書の中に「マジという言葉」という興味深い文章がありました。
◆「マジ」とか「むかつく」という言葉は、若者言葉として、年輩者には評判が悪い。他には、「ヤバい」「ビビる」も同じだ。これらは、元をたどると、江戸時代の芸人が使っていた言葉だという。
十返舎一九の東海道中膝栗毛にも出てくる言葉。また、なんと、「ビビる」は平安時代から使われていたという。
若者言葉は非常識で、ちゃんとした言葉を使えと糾弾される。だが、よく調べてみると、非難するのはお門違いで、江戸時代からあった言葉だったりする。時に、常識を疑い、歴史を調べることも大事だ。
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