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自尊心の3大欲求
今日のおすすめの一冊は、藤本梨恵子氏の『なぜか惹かれる人の話し方100の習慣』(明日香出版社)です。その中から『あらゆる人々の関心事はいつも「自分自身」』という題でブログを書きました。
本書の中に「自尊心の3 大欲求」という心に響く文章がありました。
「人が失敗する原因は1つしかない。それは、本当の自分に対する信頼の欠如である」 とアメリカ最大の心理学者と称されるウィリアム・ジェームズは言いました。
私たちが目標を達成し、良好な人間関係を築くためには、自分を大切にして信頼する心=自尊心が不可欠です。 自尊心を満たす要素として、アメリカの心理学者ウィル・シュッツ博士は「自尊心の3 大欲求」に1.自己重要感 2.自己有能感 3.自己好感の3つの欲求があると提唱しました。
1.自己重要感・・・自分を大切な存在として認めてほしいという欲求
2.自己有能感・・・正しい意思決定と適切な行動を起こせる自分でありたいという欲求
3.自己好感・・・人から好かれたいという欲求
●自己重要感を満たす言葉や態度
部下や同僚に「ありがとう。商談成立は君の協力のおかげだよ」と言う。 子どもを親が笑顔で出迎えたり、友達と喧嘩して帰ってきたときには「大丈夫?」と 声をかける。子どもは「自分はここにいてもいい大切な存在なのだ」と感じます。 反対に、「それぐらいで泣くな」と感情を軽視したり、年齢に相応しくない要求をする(子どもに皿洗いを忘れるなと言ったり、赤ちゃんの面倒を見させる)などを繰り返すと、「自分は親から愛されていない」と感じ、自己重要感が育ちません。
●自己有能感を満たす言葉や態度
上司が部下に「あの対応の速さ、さすがだね。先方も驚いてたよ!」と言う。 親が子に「宿題もう終わったの? えらいね~」と頭を撫でたりして能力を褒める。
●自己好感を満たす言葉や態度
友人に「いいね〜。そういうところ、好きだわ~」と言う。 親が子に「大好きだよ」と言って抱きしめる。
このように3つの欲求を満たすことで、相手の自尊心や意欲が育ちます。
◆自己重要感は「ありがとう」、 自己有能感は「すごいね」「素敵だね」、自己好感は「好きだよ」という言葉を多用すること。
「自尊心の3大欲求」を探求し、「自己重要感」と「自己有能感」と「自己好感」を身につけたい。
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